見出し画像

ムラ社会で「感情面での信頼」を得るためには~③「ホウ・レン・ソウ」をこまめにする

勤務先NPOの事務局長のYoutube動画にインスパイアされて書き始めたシリーズ第3回、ラストです。

<前回>

<事務局長の動画>

私のたわごとに最後までお付き合いいただいてありがとうございますm(__)m
ムラ社会で重要となる「感情面での信頼」を地道に得て、そして失わないためにはどうしたらいいのか。私が実践している3つの方法の3つ目、③「ホウ・レン・ソウ」をこまめにするについて説明していきます!

=============================

③「ホウ・レン・ソウ」をこまめにする

なんかだいぶ回り道をしてしまった感がありますが、これが一番私が声を大にして言いたいことです。
とにかく、ムラ社会で何かやるためにはいわゆる「したばなし」がとにかく大事!!です!!!
「したばなし」。つまり、いきなり「こういうことをやります!」ではなく「こんなことやろうと思ってるんですけど…どう思いますか?」と事前に相談をすること。会心の一撃のアッパーを狙うのではなく、ジャブをたくさんうつイメージでしょうか(え、分かりづらい?笑)。

やろうと思っていることが前例がなく、斬新であるほど、企画としては面白いかもしれないですが、いきなり「こんなことやります!」と言うと、言われた相手の心の壁にドカーン!とぶつかってしまいます。
誰だって心の準備は必要です。「えー、いきなりそんな面倒なこと言われても…」と思われてしまうと、もう心のシャッターがガラガラ閉まっちゃいます。

最悪「なんでそんなこと勝手に決めるんだ!」と完全シャットアウト。そうなると、もう話を聞いてくれないなんて恐れも…。
いくら企画そのものが良かったとしても、そうなってしまうと実現するのはかなり困難です。よっぽど自信があれば強行突破でやるという方法もありますが、周りの人が驚くほど成功しない限り、信頼を回復することは難しいでしょう。

もちろん理想を言えば、発案者の年齢や出身地に関わらず、良いことは受け入れて協力してくれるようなムラ社会であることが望ましいです。
が、特に移住者はヨソ者であるので、その地に何十年と生きて地域を守ってきた方々へリスペクトを忘れてはいけないと思います。
「自分がこの地域を良くしてやるんだ!」という気持ちは、時に傲慢ともいえるでしょう。「この地域でやらせてもらうんだ」という謙虚な気持ちで向かうことが必要では、と私は感じます。

というわけで、何か新しいことをやりたい、と思った時は、必ずキーパーソンに相談するようにしましょう。
企画はアイディアの段階でも十分です。むしろその方が、柔軟に相手の意見を取り入れることができます。自分の意見が入っている企画に対して、相手は反対することはしないし、他の人に話を通す時に味方になってくれるでしょう。いいことづくめです。

誰に相談するか?も大事な部分です。
最初は協力してくれそうな人から相談しても良いですが、そういった人に偏ってしまってもいけません。企画に関わる人には等しく相談しましょう。関係者が多ければ自治会の代表といったキーパーソンは外さずに。
そうしないと、「あの人は話を知っているのに、私のところには来ない」「話しやすい人のところにしかいかない」と思われ、話がややこしくなります。
地域のネットワークは密ですから、そういうことはすぐに伝わってしまいます。

そうやってジャブを打ち続けて機が熟したころに、正式な会合などの場で企画を出せば、すんなりと話が通るでしょう。
面倒なことと思われるかもしれませんが、会社組織でも似たようなことはありますよね。同じことです。
そして企画を進めるにあたっては、連絡や報告はこまめに。きちんとやり遂げれば、次へつなげることができます。

以上、ムラ社会で重要となる「感情面での信頼」を地道に得て、そして失わないための私が実践している3つのことでした。
どなたかの参考になりましたら幸いです。はちゃの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?