大宅選手のポストに導かれて・・・サンバーズvsJT観戦記
1月13日(土)夜、娘が見せてくれた携帯の画面。
このポストの翌日も同じカードが行われます。
2連戦の初日に勝利したチームの言葉とは思えない重い内容のポストを読むと、僭越ながらバレーファンとして何か力になれないかと思い、1/14(日)は娘と二人でこの試合を観戦する事にしました。
試合の観戦記と、集客増を願う提案を記しました。
試合開始前
会場はおおきにアリーナ舞洲、サントリーサンバーズのホームゲームです。
私は3週間前にもこの会場にバレー観戦で来ていました。
その時はバスケのBリーグとVリーグの共同開催試合だったからか、観客がとても多く、アリーナの最寄駅からバスに乗るのも一苦労でした。
が、今回は難なくバスに乗車し、開場前にアリーアに到着しました。
難なくバスに乗車、と記したものの、それだけ人がいなかったという事です。会場に入る前から、この日の集客状況が分かるようでした。
アリーナに入って全体を見渡すと、確かにコート周囲に設けられたアリーナの空席は目立ちました。
一方、スタンドはエンド側以外は上階を立ち入り禁止にしていたからか、適度に席が埋まっているようでした。
公式練習までの間、コート中央上のモニターにはサンバーズの選手によるクイズや応援の仕方を教える動画が流されていました。
動画はサンバーズのノリの良さが活きていて、コート上のアップが気になるのに、思わず顔をあげて画面を見てしまいました。
試合観戦記
フルセットにもつれ込む白熱した試合でした。
序盤はサンバーズはムセルスキー選手、JTは江選手を中心にした攻撃。
JTが2セット連取し、3セット目くらいからサンバーズのトスが藤中選手、アライン選手にも意識的に上がっていたような印象でした。
ミドルの使用率もセットを重ねるにつれ、だんだんと上がっていたと思います。
初めて見るJTのバレーは面白かった!
ファンが熱く声出しも多く、その様子を見ていても楽しかった。選手とファンの一体感を強く感じました。
プレー面ではJTの坂下選手に惹かれました。
アタッカーとしては比較的小柄な坂下選手は、強引に打ち込むというよりは何度もリバウンドをとり、体制を整えてから決定打を放つ感じ。
なんか最近こういうバレー見たよな、と思ったら坂下選手は駿台高校出身でした。
今年の春高で見た駿台の勝ち急がないバレーを坂下選手にも感じました。
JT2セット先取からの、サンバーズ2セット奪取、その勢いのままサンバーズ勝利。2セット失っても動じないサンバーズの強さは凄かった。
これが世界で3番目に強いクラブチームの実力でしょうか。
本題の前に
先ずは運営側でなく、サンバーズの選手で気になったことを一つ。
応援は誰のためなのか
Vリーグの試合では、サーバーを手拍子で応援する事がよくあります。
この日も両チームとも、手拍子でファンや選手たちがサーバーにエールを送っていました。
何セット目だったか忘れましたが、サンバーズの小野寺選手がサーブの時にリザーブメンバーが「お〜のでら〜♪」的な声を出して手拍子をしてました。
リザーブメンバーは超盛り上がってるようでしたが、観客席は(少なくとも私は)白けました。ファンと一緒に応援するのではなく、自分達だけで盛り上がってるように感じたからです。
このリザーブメンバーの応援はサンバーズファンは好きなのかもしれません。私が格別サンバーズファンじゃないので知らない掛け声だったのかもしれません。
ただサンバーズは大阪府民無料デーなど行い、多くの人にバレーの魅力を発信しているチームです。バレーを知らない人にも魅力を伝えたいと思っているのなら、このノリは良くないと思います。
コアなファンだけで会場を満席にするのは難しく、バレーに少しだけ興味がある人や、何となく来た人など、温度差は違えどバレーに興味がある人が増えることで初めて会場に人が埋まるかと思うので。
本題
アクセスの悪さについて
アクセスが悪いと悪名高いおおきにアリーナ舞洲ですが、この日は試合終了後にシャトルバスが運行されていました。
シャトルバスの値段は300円。路線バスなら210円です。
シャトルバスを用意するのにはそれだけコストがかかるという事ですよね。
路線バスは本数が限られてるし、現金しか使えない事も不満の要因かと思います。
路線バスは前方から乗り込んで、小銭がなければ両替して210円を支払ってから後方の座席に向かうスタイル。ICカードが一般化してる中、現金払いはより手間だと感じている人が多いと思います。
ただでさえ激混みなのに、両替のため乗車がスムーズに進まず、バスが出発するまで時間がかかってしまいます。
寒い中バスを待って、やっとバスが来たかと思っても乗り込むまで時間がかかってしまう・・・そりゃアリーナへの足が遠ざかるのも納得です。
アリーナへの往路に関しては、なるべく早めに現地へ着くよう観客に求めてはいかがでしょうか。
そのして、そのぶん開場時間を早くする。
バス停で待たされるより、会場に入って席についた方が同じ待つ時間も不満は軽減されると思います。
続いて復路は極力待ち時間を減らして、スムーズに乗り込むことを目標にしてはどうでしょうか。
例えば、バスは現金支払いである事、210円なので小銭を用意する必要がある事を伝える動画を作るとか。サンバーズの選手なら期待以上の動画を作れそう。ちょっと楽しみ。
1個400円のサンバーズ豚まんを2個790円で販売して、アリーナ内で小銭を作ろう!って呼びかけるも一つです。
とにかく前向きに小銭を作れば、ストレス軽減ですよね。
で試合が終わってからなのですが、バスの到着までの時間をモニターに表示してはいかがでしょう?
会場MCがもうすぐバス来ますよーって声かけてくれたら更に有難い。
今回、私はVOMのインタビュー前にアリーナを出て路線バスで帰ったのですが、バス停には結構人が並んでいました。
私も含めて、皆んなスマホを持っているのに適当な時間にアリーナを出るんですよね。
なので運営側が、バスの到着時間を教えてくれたら助かります。
チケット購入方法について
これは色んな方が声をあげているので割愛。
ただ客層としてネットが苦手な世代をターゲットに、手売りするのはいかがでしょうか?
常設でなくても期間限定でもいい。ネットが苦手でエンタメに飢えてる世代にとって、手売りは吉報かと思います。
セット間のイベントについて
この日のゲスト、さとゆりさんは春高出場の経験もあるくらいのバレー上級者。
セット間に彼女がバレーをする姿を見ましたが、とてもうまかったです。当たり前ですが・・・
そこでセット間にモニターを使って、さとゆりさん(若しくは他のバレーに精通しているトークが上手な人)に前のセットの解説をしてもらうのはどうでしょう?
この日、JTの江選手(←坂下選手だったかも?)のスパイクを小野寺選手がブロックしようとしたのですが、ブロックアウトを狙われるの警戒して手を引いたのに反応して、逆にコートの中に打ち込まれてしまった小野寺選手が顔を手で覆って悔しがるシーンがありました。
一瞬なので、会場にいたら気付きにくい。でも、これが面白い。
小野寺選手が顔を覆った理由に気づいてない人もいたかもしれません。
というか、私も娘に指摘されるまで分かってなかった。
解説があると、バレーの面白さを更に気づき、深みによりハマると思います。そして、この流れはリピーターに繋がると思います。
ネット上の駆け引き、その細かい動きは会場にいると目で追えない事があります。テレビや配信の方が分かりやすい部分があるのは否めない。
でも、会場だからこそ分かる全体の動き、細かな声、緊張感は格別です。
セット間の解説は、会場に足を運ぶ価値の向上になると思います。
バレー経験者の観戦について
会場で思うことなんですが、観客のうちバレー経験者ってどれくらいでしょうか?
他のプロスポーツと比べて、Vリーグってバレー経験者の観客が少ないと思うのです。
ここを増やす作戦はいかがでしょうか?
サポーターつけてたら無料とか、対人パス続いたら無料とかも面白い。
そもそも学生リーグやバレー協会に属する選手には何か優待があればと思います。
いきなりアリーナを満席にするのは難しいけど、スタンドから少しずつ空席を埋めて面白さが伝われば、いつか会場が観客でいっぱいになると思うのです。
取り止めもなく思いのままに書き記しましたが、最後まで読んでくださり有難うございます。
来月はAsueアリーナで行われるサンバーズvsジェイテクトを観戦予定です。選手とスタッフの皆様、期待していますね。
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