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ブレーザーズvsグレベア観戦記

12月3日(日)日本製鉄堺体育館で行われた試合を見てきました。
いつになく思うこと、感じたことが多かった試合の観戦記。


混雑予報メール

試合の数日前、主催者側からメールが届きました。

メールの趣旨は、本試合は混雑が予想され、スタンドは立ち見の可能性があること、また車は体育館敷地内ではなく最寄り駅のパーキングに駐車し、シャトルバスを利用して会場に来てもらいたいとのことでした。

届いたメール

私はアリーナ指定席を購入しており、かつ電車利用なので、メールの内容は関係はなかったのですが、人が多く熱気がある会場を想像すると自然と期待値が上がりました。やっぱり試合観戦は大勢で盛り上がりたい。

いざ体育館へ

当日はシャトルバスが出ている堺駅ではなく、最寄りの七道駅(しちどう)で降り、駅前のイオンで腹ごしらえをして、体育館まで歩いて向かいました。

駅から体育館まで約30分。近くはないですが、歩きやすく起伏がない平坦な道なので、食後の運動として最適でした。

公共用の体育館じゃないからか外観がシンプル、でもそこが良い

今回の目的

スポーツ観戦に目的はないと思うのですが、今回は珍しく目的が3つありました。
1.深津旭弘選手の「最高でーす!!」を聞く
2.ハリセンが折れるほど応援する
3.周りの人と感情を共有する

1.はネーションズリーグを見た人なら分かりますよね。深津選手のハイテンションインタビューを生で聞きたいと切に願ってました。

2.と3.はラジオを聴いて思ったことです。よりスポーツ観戦に没入するために、意識的にやってみようと思いました。

深津選手のインタビューを聞くためには、グレベアの勝利が必須です。
私はブレーザーズのホームタウンである堺市の住民で、東レファンですが、この試合だけはグレベアファンになることを決めました。

グレベアのハリセンを求めて・・・

入場ゲートではチケット確認が済むと、堺ブレーザーズのハリセンを渡されます。ブレーザーズのホームゲームですから、当然の流れです。

とても自然にハリセンを差し出されるので、思わず受け取ってしまいました。
今日はグレベアファンなのでハリセンを返そうと思ったのですが、人の流れに逆らうことができず、また早く会場に入りたい気持ちも抑えられず、申し訳ないと思いながら黄色いハリセンをカバンの中に入れました。

体育館に入ると、目の前に深津選手がいました!めちゃくちゃ近い距離です。

深津選手はヒゲが似合って、想像以上にかっこいい!
これはもう「グレベア(Great Bears)」じゃなくて、「グレベア(Great Beard)」やん!と誰に聞かせるでもなく心の中でツッコミました。

私の席はビジターサイドなので、周囲はグレベアのユニホームやシャツを着た人がたくさんいました。
グレベアファンは他のチームに比べて男性が多く、年齢層も幅広いなと感じました。
またグレベアファンは皆さん手にグレベアのハリセンを持ってました。

ハリセンがないと今日の目的を達成できないので、座席を確認するとすぐ、グレベアのスタッフを探します。

フロアの隅にグレベアのジャージを着た長身男性を見つけたので、
「ハリセンをいただきたいのですが」と丁寧にお願いしました。

が、疑うような眼差しを向けられます。なんで?悪いことした??

その男性が一言
「本当にグレベアの応援するんですか?黄色いハリセンが見えてますよ」

ヤベぇ
入り口で受け取ったブレーザーズのハリセンがカバンからはみ出ている。

ピンチ。

まあ、これは当然コミュニケーションの一つで、快くピンクのハリセンを頂けたのですが、今後は敵チームのハリセンはお断りしようと固く誓いました。

グレベアのハリセン
ブレーザーズのハリセン
ブレーザーズのチームカラー効いている体育館
この距離、すごい臨場感!アリーナの価値があります
試合が始まる頃には予報通り立ち見が出てました

試合

結果は3-1でブレーザーズの勝利。どのセットも点数は均衡しており見応えがある試合でした。

ブレーザーズはアタック得点の半分くらいはシャロン選手。エースが決めるバレーですね。206cm、101kgのアタックは高く重い。

一方グレベアは偏りが少なく、柳田選手、戸嵜選手などトスは分散され、多彩な攻撃が魅力でした。深津選手のアタックもあり、見ていてワクワクしました。私の主観ですが。

試合内容以外の感想としては、アリーナはコートの真横で試合中の細かな声まで聞こえたのが新感覚でした。

古賀選手はずっと声を出しているんですよね。
ベンチでもコートでも、指示を出し続けていました。
古賀選手は大きなよく通る声で、これもリベロの資質の一つだと思いました。

また、普段は聞こえない審判への質問の声もしっかり聞き取れて面白かったです。
Vリーガーであってもジャッジに対する質問は学生と大差なく、選手に親近感を感じました。


グレベアが負けたので、深津選手のインタビューを生で聞くことはできませんでした。
しかしハリセンは穴が開くほどボロボロ。
周囲のグレベアファンと一体感を感じながら応援できたので、この日の目的は達成です。ほんと大満足。

日本製鐵堺体育館は天井が低く、会場も小さいのですが、その分臨場感があるのでお勧めの会場です。

声出し番長、古賀選手
アップエリアと観客席の距離が近い、近すぎるやろ
ブレーザーズの2枚体制のリベロがすごく良かったです
MVOの渡邊選手はインタビューの対応がフレンドリーで好き
帰りはシャトルバスを利用、車内では樋口選手のメッセージが流れました

グレベアピンクはイケメン2割増しなのか?

グレベアのサイトを見ると、誰もが感じると思うんですが、使われている写真のクオリティが高いんですよね。

モノクロだからいい感じに撮れてるんでしょ、と思ってたのですが、実物をみて気づきました。
実物もかっこいい、いや実物の方が素敵じゃないか?

グレベアに入団するにはバレーの技術以外に何か必要なのか?

グレベアピンクがイケメン度を上昇させてる?

そう思うくらい素敵でした。

ハリセンについて

グレベアのハリセンはメルカリで売られるくらい人気なので以前から知ってました。

実際に手に取ってみると、売りたくなる、というかお金を出してまで欲しい気持ちが分かりました。

どこが凄いか、私が感じた部分をご紹介。

表面はグレベアロゴ&他チームの紹介として、各チームの注目選手などが簡潔に記されてました。

グレベアはビジュ先攻しがちなのかもしれませんが、この配慮は観客にとても優しく有難い。

相手を知ると観戦の面白さは倍増すると思う

裏面にはグレベア選手の紹介。
これが最高に良い。

ハリセンとは別に選手紹介が載っている冊子を用意しているチームは知っていますが、ハリセンと選手紹介が一緒になってるのは私が知る限りグレベアだけ。

ハリセンを消耗品と考える人にとっては、ハリセンと選手紹介は分かれている方が保管に便利かもしれません。

ですが、ハリセンを片手に持ちながら観戦していると、よく選手紹介がなくなるのです。選手紹介は小さい冊子なので、観戦中に興奮すると膝から落ちてしまうんだと思います。

その点、一体型だと常に持ってるから便利!
おまけに文字も大きい!

更に内容もいいんですよね。プレー以外でも選手に興味を持てるような編集になっています。

また各選手のポジションがただのテキストではなく、ポジションごとで色分けされているのも有難い。

試合中に気になる選手がいた場合、この色分けのおかげで感覚的にポジションが分かり便利でした。
乱視の老眼のため、試合を見ながら手元の文字を読むのが大変なおばちゃんには優しい配慮です。

ハリセンの裏は選手紹介

自分で読み返してもグレベア絶賛の内容ですが、少しの配慮を重ねることで満足度があがることを実感しました。

このポージングはスポーツ選手のソレではない
ツッコミどころ満載で思わず読んでしまう内容
この文字の大きさだと老眼には辛いのです

最後に

今シーズンになってVリーグ観戦は3度目ですが、毎回サービスが向上して満足度がアップしている気がします。

満足度を担う一番の要因は試合内容だとは思いますが、エンタメである以上、それ以外の付加価値は必須ですよね。
Vリーガーと関係者の皆様、楽しい時間をありがとうございます。

次回のバレー観戦はクリスマスのパナvsヴォレアス北海道。この試合はバスケも見れるので楽しみ倍増です!
Vリーグを含め、バレーボールがもっと盛り上がりますように。

おわり

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