吉本隆明氏の「共同幻想論」について考察する

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先日、テレビ番組で、吉本隆明さん著の「共同幻想論」という本が紹介されていました。

タイトルからするととても難しそうな内容ですが、解説をみるととても興味深いものでした。

今回ぜひ皆様にシェアさせていただきたいと思い、記事にしました。

もしご興味があれば、お読みいただけると幸いです。

本文⇊

まずは簡単に本の紹介をします。

「共同幻想論」

この本、1968年刊行当初、思想書としては大ベストセラーとなり、とくに当時の学生たちに大人気となりました。

作者は詩人思想家吉本隆明

日本人とは 国家とは

もともと彼は戦争中、徹底的に戦争を継続すべきだという激しい考えの持ち主でした。

その後日本は敗戦に終わり、彼は戦後の列車の中で戦地から帰京するたくさんの兵士たちを眺めていました。

彼らはただ天皇に従い、米軍に対する抵抗も止め、自らの支配者に対しても銃を向けることもなく、食料や衣類を山分けしてそれぞれ故郷へ帰っている、日本人とはいったい何なのか。

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