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【レッドオーシャン】VTuber業界はオワコンなのか?

結論

まったくもってオワコンではありません。
ただし、競争率が高く、専門的な知識がないと戦いづらいのも事実です。
つまり、レッドオーシャンのまっただ中にある市場ということです。

VTuberの市場規模

ここでVTuberの市場規模をみてみましょう。
国内のVTuber市場は2023年時点で約800億円規模。
これは2022年から65%の市場成長を遂げています。

引用元:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3304

次にVTuberの世界市場をみてみましょう。
世界市場においては2023年時点で約1,600億円規模。
さらに言えば2029年までに6,000億円規模まで成長する見込みだという。

引用元:https://www.gii.co.jp/report/qyr1409018-global-virtual-idol-vtubers-market-insights.html

そもそもレッドオーシャンではダメなのか?

そもそもレッドオーシャンという言葉にどのようなイメージがあるでしょうか?
ざっくりとしたイメージが先行して「レッドオーシャン = オワコン」のようなイメージがあるのが一般的ではないでしょうか?
レッドオーシャンという言葉の意味を調べると以下のように出てきます。

「レッドオーシャンとは、数多くの企業が参入し、市場が激戦している業界を指します。」

引用:https://fundbook.co.jp/column/business/red-ocean/

つまり、競争が激しく生き残るのが難しい状況であるということです。
ですが、裏を返せば、失敗事例が数おおく存在するのでデータ収集が簡単で、未だに人気が白熱している(大変需要がある)状況であるとも言えます。
そう考えると、「レッドオーシャン = オワコン」ではないことがわかるかと思います。

今のVTuber業界ではどうすれば生き残れるか?

VTuberになりたい方、もしくはVTuberプロダクションを新しく始めようと思っている方が最も気になるのが表題のテーマかと思います。
「レッドオーシャン = オワコン」ではないことはわかったけど、競争がはげしいのも事実。
ではどのように生き残ればいいのか?
ほとんどの方がここを攻略できずに散っていくことが多いかと思います。
そして多くの方が真っ先に取り憑かれるのが、
"オリジナリティという悪魔"
です。
競争が激しいのであればオリジナリティ(独自性)を出して、まだこの世にない個性をもって市場に打って出ようという考え方です。
私はこれを"悪魔"と表現していますが、これはまったくもってナンセンスです。
この業界に飛び込もうという方のほとんどが業界未経験で、ノウハウやスキルや調査をしないまま漠然とVTuberのキャラクターや配信機材を用意して、用意ができたらすぐに活動を始めてしまいます。
呆れるべくは、「プロダクションを名乗る多くの企業もほとんどなんのノウハウも持ち合わせていないのに自分なりのオリジナリティを発信してプロダクションを開業している」ということです。
当然ですが、このようなプロダクション、VTuberは半年から10ヶ月で淘汰されてしまいます。
結論
VTuber市場というレッドオーシャンで生き残る方法は、
①正しい学びとノウハウを身につける
②上記を裏付けとして独自性を生み出す
③生み出した独自性が市場に受け入れられるかどうか?をひたすら試す
の3つのステップであるということです。

どうでしょうか?
オリジナリティを考えるのは、おもったよりもずーーーーーーっとあとのフェーズですよね?

筆者も前職の社長にもよく言われておりました。
「まずは調査。」
これが抜けまくってよく怒られたのを覚えています。笑
そしてさらに言えることは「あきらめない」というシンプルなことです。

レッドオーシャンで戦うには、まずはノウハウを長い時間をかけてしっかり身につけ(ここではやるべきことがものすごくあるので物量をこなすことが大切です)、身につけたノウハウをもとに独自性を生み出し、市場に出してみて効果を検証し、これらのサイクルを諦めずに続けるという泥臭いことをひたすらする必要があるということです。

大変なように感じますよね?
事実、大変です。
当然簡単ではないです。
ですが、これらを実行に移せる"パッション溢れるプレーヤー"のみがこの業界を引っ張っていく存在になるのです。

私は、これからのVTuber業界がどのように大きくなっていくのか?
パッション溢れるプレーヤーがどんな独自性をもって面白いコンテンツを世に発信していくのか?
それが楽しみでなりません。

VTuber業界の未来はまだまだ明るい。
あなたが諦めない限りは!

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