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あたりまえだけど、一人ではできない(ミジュツカをやってみて思うこと)

毎週木曜日は記事を2本投稿する、みたいになってますが違います。たまたま木曜日という日が、私にとって記事のネタにあふれているだけで、別に毎週木曜に2本記事を投稿するのが私のルールなわけではありません。


突然ですが、私は修士の2年生です。そろそろ論文を書かないと非常にヤバいです。今日もゼミで、「そろそろ研究の目的をはっきりさせて、軸がぶれることなく執筆を始めてほし・・・」という旨を先生からうかがいました。おぎゃ!

別に研究してないわけではないんです。っというかむしろめっちゃやってる。ただ書けてない(脳内で整理がついてない)だけ。(それが大問題なんだよ)


私は、修了研究の一環として、「ミジュツカ」という学生の作品を展示・販売するプロジェクトを運営しています。参加者を募り、お店に交渉し、作品を展示、鑑賞者には作品の解説、インスタライブ、SNS投稿など、とにかくいろいろやってます。私がこのプロジェクトを遂行することで、学生の創作活動に対するモチベーションを上げるぞ、やる気のある学生を応援するぞっていうのが当初の研究目的でした。きっと私一人でなんとかできるはずって思ってました。


でも、やってみて見通しが甘かった、というのが最近の思いです。活動開始時に私の不手際でうまくいかなかったこともあって、参加者も作品も集まらない。だからこれ以上活動の広げようが(今のところは)ないかもしれない。あるいは、私一人での運営では時間的・体力的にも限界があって、これ以上何もできない。


そもそもなんでミジュツカをつくったかというと、私が所属する大学には「芸術学部」のようなものがなく、そのために学生が創作物を発表する場がなかったからです。本当は大学や学部がそういう施設を用意してくれたりするようなのですが、うちにはそれがないので。じゃあ学生で作ったらいいんじゃん?って考えて始めました。学生でもできるはず、って思ってたんですよね。


だがしかし、やってみて思いました。学生というか私一人でこの活動は継続できないな、と。

当然ですが、作品を出す人がいて、展示・販売させてもらえる場所があって、作品を観たり買ったりしてくれる人がいて。そういう人たちがいないと活動が成り立たない。それに、運営に関してだって、今まで一人で何とかやってきた(とはいいつつ、めぼしい成果は挙げられていない)ものの、正直1人ではしんどい。

それから、この活動を通して人脈が広がったことで、新たな活動や創作につながるという経験もしました。

最初は「学生でも、創作発表の場を作ることができる!」という前例を研究報告という形で残したいと思っていたのですが、ここまできてむしろ、「学生(ひとり)だけではできない。周囲の積極的な協力がなくてはならない。」という主張を強く打ち出す論文にした方がいいのかもしれない、と今は思っています。先日の研究中間報告でも、他のゼミの先生から「本来は大学や大人がやるべきことであって、学生一人でやらないといけないことはない。」とみたいなことを言われましたし。


ミジュツカの活動そのものに価値があるというより、この活動の存在を知ってもらうことで、「学生の作品を広める場所をつくろう」としてくださる方々が増えたら嬉しい限りです。

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