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【車の話】EVでもCO2を排出? Well to Wheelのこと

みなさん、「Well to Wheel」という言葉をご存知でしょうか

これは、油田から実際に走行するまでのCO2排出のことを指しています。

部品の製造および車両の製造におけるCO2排出量は、同じ車格で見たときに大きいバッテリーを搭載するEVの方がCO2の排出が多いとされています。

では
実際に走行する際にはどのような差があるのか
ガソリンが車に給油されるまで
油田から原油を採取

蒸留によりナフサを生成

ナフサをガソリンに加工

ガソリンを輸送

車に給油

最後の車に給油されるまでの様々な工程でCO2を排出し続けることになる。

次に、EVつまり電気を車に充電するまで
しかし、電気を生み出す工程は何種類も存在している。みなさんのご存知の通り、発電方法によって環境負荷がだいぶ変わってくる。

代表的な火力発電を見てみると
油田から原油を採取

蒸留により重油を生成

重油を発電所まで輸送

重油を燃料に発電

電気を送電

車に給電

EVも実は電気を生み出す際に、重油や天然ガスを燃やしていることが多い、風力や水力の自然エネルギー、または原子力から電気を生み出せばいいが、現在の日本は約75%を化石燃料による発電をしている。

ではガソリン車(ハイブリッド車)もEVも変わらないのか。。

これは、私としては使用用途に応じて、環境負荷・効率が変わってくると思っている。
街中を少し走る場合は、EVは起動が安定していて初動でも効率にあまり変化がない、これに対してガソリン車はエンジンが冷えている場合にはどうしても燃焼効率が悪くなってしまう。
長距離を走行する場合は、ガソリン車は中負荷で安定して走行できるため、EVの効率を上回ってくることが考えられる。

どちらが本当にエコなのか、今後の技術革新次第ですね

最近、見る機会が多くなっているEV
テスラやリーフ、Honda e、あたりはみなさんの駐車場にも停まっているのではないでしょうか。

電気で走るEVは低重心で走行安定性も高く、静かなことが多いです
走っている姿を見た際には注目してみてください。そしてもしそれが魅力的に見えたなら、選択肢の一つにどうでしょうか。

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