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切羽詰まった私が独自にあみ出したMRI検査の乗り越え方

MRI検査は死んでも受けたくなかった。
なぜなら閉所恐怖症だから。

狭い所にはいることは絶対無理。
パニックになる。

でも、今回の卵巣腫瘍ではMRI検査が必須だった。

できることなら検査を受けたくない。
でも受けないとより詳しく分からないから治療に差し支える。

だったらもう覚悟を決めるしかない。
きっと大丈夫!と思い込むことにした(笑)

検査当日はドキドキがすごくて、やっぱ無理かも...と怖気づいていた。

検査着に着替えて台に乗り、目の前の筒を目前にするとやっぱ無理!!という気持ちになってしまった。

検査技師さんに、私狭いとこダメなんですと告げるとこう言われた。

絶対に目を開けないでくださいね。
みなさん途中で気になって目を開けてダメになるんですよ。

そりゃそう!
と思うんだけど、ずっと目を開けないのも怖いんだよ。
目を開けたいのに開けられないって恐怖がある。

だから私はエステの目を封じるやつもダメで、顔面を覆うパックとかも目だけはあけてもらっている。

昔エステでタップリのクリームみたいなので顔面覆われてパニックになりかけたこともあるし。

どうしよう......と思いながら私は筒の中に入っていった。

早く終わらせますからねーという技師さんの言葉が身に染みて嬉しかった。

筒の中に入っていく...
その瞬間、無理!!!と感じた。
やっぱり目をつぶってられない!

そのとき咄嗟に思いついたのが、付けていたマスクを目の上にずらすことでした。

絵にするとこんな感じ。

すっぽりとマスクで目を覆って、周りを見えなくしました。

筒の距離よりマスクとの距離の方が絶対近いのに、なぜか目の前がマスクだと大丈夫だった(不思議)

あ、マスクはできる限りふくらませて距離を作ってました。

体は絶対に動かさないでくださいと言われてたから気をつけて手先だけ動かしてマスクを移動させました。

そんな不思議な戦法で私は無事に目を開けることができたのです。

でもほとんどつぶってた。

それでもドキドキはなかなか治まらなくて、パニックになりそうな波が何度かやってきてたけど、マスクのおかげで落ち着きを取り戻し、慣れてきたのか後半はかなり落ち着いていました。

動けないっていうのもパニックになる一因でもあります。

あ、あと音は思ったほどじゃなかった。
もっと爆音なのかと思ってたから。

耳に当てていたイヤホンからはヒーリーングミュージックが流れていたけど一切癒しの効果はありませんでした。

検査時間はだいたい20分くらいだったと思う。
主治医からは40分とか聞いていたので早く終わってホッとしました。

終わって筒から出たときは、この一連治療の山場を超えたと安堵したくらいだった。

でも緊張しすぎてたのか終わってしばらくフラフラしてたけど。

検査ってやっぱり嫌ですね。
治療するのに必要なことかもしれないけどホント大変です。

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