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引き寄せの法則…???

4月から年長になった保育園に通う娘は、とにかくお昼寝をしない。海水浴をした後、2時間車に乗せても寝ないのでもうお昼寝はしないのだと思う。
「ママはお昼寝していいって言われたら、毎日最高にハッピーだよ!!保育園の今だけの特別ボーナスタイムだよ!」と何度伝えても、お昼寝はしないと固く心に決めているようである。

娘の通う保育園は、もちろんお昼寝の時間があるので娘は保育園に行くのを嫌がる。
基本、リモートで家で働いている私は「お昼寝の前に迎えて来て」とお願いされるが、5分に1度は「ねぇ、ママ見て!」と言う娘が側にいると仕事は全く捗らない。

結局、仕事を進めるために娘に永遠とYOU TUBEを見せ、退勤する頃には「これなら保育園でお友達と遊んでいた方が何倍もいい…」と通常の3日分のストレスを溜めるが、「お昼寝の時間が長いから、保育園行きたくない。お昼寝の前に迎えに来て」とまたお願いされる。
寝れない時間に唇をむしる癖ができてしまったようで、シーツやシャツにうっすら血がついているのを見ると、どうしたらいいものかと頭を悩ませる。
寝れないのに横になる時間は、とても長く感じる気持ちは分かる。

少しでもお昼寝ができるように、早く起こしたり、自転車ではなく歩いて保育園に通ったりしてみたが、結果は同じだった。

悩んだ結果、「お昼寝前にお迎えに行く券」を週に1度あげることにした。
午後に会議がない日や実家で見てもらえる日に週に1日だけ、お昼寝前にお迎えに行く。だから他の日は頑張ろうね!ママもお仕事頑張るからね!というのを年中さんになった頃からずっと続けていた。

一人で本を読めるようになった頃、一度だけ担任の先生にお昼寝のことを相談した。
「お布団で静かに絵本を読んでいたりしてもいいのでしょうか?」と。

すると先生は、「ちょっと待っていてくださいね」と言って教室の奥から紙ファイルを持ってきた。
パンチで穴を開けるタイプの懐かしいそのファイルには、娘のこれまでの保育園でのお昼寝記録がとても細やかに残されていた。

10分ごとに記載欄があり、どの向きで寝ていたかを指す↑→などの矢印と、その日何分寝れたか。という記録が保育園に預け始めた時から全て残されたいた。
メモ欄には寝れない時の娘の様子が記されていた。

「確かに寝付くのが遅くて、本人は寝れない印象が強いと思うのですが、毎日最後の20分くらいは寝ているんですよ。本を読んでいいよって始めから伝えてしまうと、他の子もみんなそうしたがってしまうと思うので、○○ちゃんが一人だけ起きている時などはお絵かきしたり、絵本を読んだりしていいよって声をかけますね」
と先生は言ってくれた。

そのファイルに残された先生たちの記録を見ていると、私はかたじけなさに涙こぼるる… 西行状態になった。

ワンオペだなんてとんでもない、こんなにも娘のことを見てくれている先生たちと保育園の存在がただただ有り難かった。

「本当にいつもありがとうございます。」と先生に心からの感謝を伝え、お昼寝問題は私と娘の気の持ちようで乗り越えて行こうと思った。

数年前、お昼寝がない認可外の幼稚園に見学に行ったこともあったが、雰囲気が今の保育園の方がずっとよくて、通い続けることにして本当によかった。そう思った。

一昨日、リュックに入っていた6月のお便りを読んでいて「えっっ!!」と驚いた。
そこには「6月より年長さんの午睡をなくして、デイルームでの遊び時間にします」と書かれていた。

保育園の方針で、午睡をなくすのは毎年10月の運動会終了後。と言われていたし、年間のしおりにもそう書いてあったのに…!!
なんて有難い!!!娘に伝えると「やったーーーー!」と大喜びしている。

あれ?今あるものに感謝をして、日々良い気分で過ごしていると願いが叶う…?

これって…引き寄せの法則やないかい…!!

そんなことを思いながら、いつの間にか薔薇から紫陽花に変わった近所の公園を犬と散歩した。

もっともっと幼くてほっぺがまん丸だった頃、登園の際に「ママがいい!!」と娘は大泣きしていたが、帰る時に「帰らないーー!!」と大泣きして先生にしがみ付いている先生が大好きな男の子がいたな…最近そのお母さんに会わないけど、元気かな?とぼんやり考えていた。

すると、自転車をこちらに向かって漕いでくるその人が、今思っていたお母さんだった。

いつも大体同じ時間に同じような場所を犬と散歩するが、そのお母さんに会ったのは初めてである。

あれ…引き寄せのマスターになっとるやないかい…!!


そんなことを思った5月の最終日。

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