【からだの仕様書】食生活

からだのバランスを左右する3大要因は「気圧」、「感情」、「食生活」です。

気圧を自分の都合の良いように変えることはできないし、感情をコントロールするのも状況によっては難しい。しかし、食生活ならわりと簡単に変えられます。

あなたは食生活に関してどれぐらい考えていますか?

何も考えずに食べ物を口に放り込んで、この食べ物がからだの中でどうなるのかを知ってますか?食べ物に対するからだの反応をきちんと勉強すればむやみに頬張って、慌てて飲み込むようなことはしなくなるはずです。

例えば、あなたはなぜ昔から日本の食卓には”箸置き”というものがあるか知ってますか?

答えは”よく噛むため”です。一口、口の中に入れたら箸を置いてよく噛み、口の中のものがなくなったら次の一口を口の中へ入れる。これが消化にとって大事だということを理解していたからこそ、このような道具が生まれたのではないでしょうか?

さらに、なぜ食べる前に「いただきます」、食べた後に「ごちそうさまでした」と言うのか知ってますか?特に子どもにはこのようなことをきちんと教えることが大切だと思ってます。

私は科学的に実証できる根拠をベースに自分で直に観察、実験を重ね具体的な事実と向き合うようにしてます。実証的なしっかりとした基盤があるからこそ自信を持って大胆に行動できるからです。

そうは言ったものの、正直、食事は何が正しいのかよくわかりません。

様々な世界トップレベルの大学や研究機関が食事に関するデータを出していますが、肯定するデータもあれば否定するデータもあり何が正しくて何が間違っているのかもはやわかりません。

大学や研究機関は新しい学説を生み出し、絶えず論文を発表し続けなければなりません。これが彼らの仕事でありこれでお金をもらってるので当然と言えば当然ですが、新しいモノを生み出し続けるのは並大抵のことではありません。

先駆的な研究の大半は従来の学説や新説によって否定されてしまいます。このような状況でいくらエビデンスがあるからと言って信用できるでしょうか?利害関係によるポジショントークの可能性だってあります。最新の情報を手に入れることも大事ですが、信じるべきは自分の感覚です。

体に良い食べ物は国によっても時代によっても変わるし、人によって合う合わないもあります。私は良い悪い、正しい間違っているなんて関係なくて最終的には自分が好きか嫌いかだと思います。自分が好きなものを食べればいい。科学的にどうこうとか考えてたらストレスがたまるだけです。

自分が好きなものとは毎日同じ食べ物を食べても飽きないということです。美味しいものは飽きます。だから毎日違うものを食べないといけなくなる。毎日違うものとなるとレシピを考えるのも買い物へ行くのも料理を作るのも大変です。

私は日本人なら昔から日本で食べられてきたごはんを中心にした季節の野菜や魚などをいただく食事があなたに合う可能性が一番高いと考えてます。

昔の日本は食事において以下の3点を大事にしてきました。今だと難しい面もありますが、私も大事にしたいと思っている点でもあります。

● 三里四方の食によれば病知らず
● 四季にあった食べ物を食べる
● 生きているものを食べる

信じるべきは自分の感覚だからこそ、今の自分がどのような状態かを把握した上でどうなりたいのかを明確にしないといけません。

めんどうでも自分が食べたものと食べた後の体調や気分やパフォーマンスの変化などをメモしておいて、何をどんな組み合わせで食べたときに自分の体にどんな反応があるのかを知ることが大切です。

次に、病気はないのか? 血圧や内臓に問題はないのか? 運動はしているのか? しているならどれぐらいの頻度でどれぐらいの強度でやっているのか?

最後に、どうなりたいのか?
痩せたいのか?パフォーマンスを向上させたいのか?集中力が求められるのか?激しい運動に耐えられる体にしたいのか?病気になりたくないのか?ただ長生きしたいのか?他人にお世話にならなくてもある程度自立した生活ができるようになりたいのか?

健康な人と持病を持っている人、運動している人としてない人とでは食べて良いものや悪いもの、そして食べていい量も変わってきます。あなたが食べるものは心身のパフォーマンスに大きな影響を与えます。食事はIQ、ストレスレベル、病気のリスク、パフォーマンス、老化、意志力の基礎になります。

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