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京都アート旅Vol.3_アンディ・ウォーホル・キョウト

11月16日、京都のアートスポットをめぐる日帰り旅をしてきました。今回は、最後のレポートとなります。

この日Sony Park展第一会場→下鴨神社→Sony Park展第二会場ときて、最後に訪れたのが京都市京セラ美術館で開催中だった「アンディ・ウォーホル・キョウト」です。

アートの情報を自分で拾いにいくようになってから、現代アート史などの本を読んでウォーホルのことを知る機会がありました。特別展開催とあらば、ぜひ観に行きたいと楽しみにしていたのです。

さらに公式サイトによると、今回の特別展は「アメリカ・ピッツバーグのアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品のみで構成される日本初の展覧会」「京都だけの開催」とのこと。これはかなり貴重な機会となりそうです。

京都市京セラ美術館に来るのは2度目。2020年春に京都市美術館からリニューアルされ、新館の東山キューブでは現代アートに関する展示をよく開催しています。クラシカルな館内の空間もすごく素敵です。

初めて訪れたときに撮ったもの
キービジュアル『三つのマリリン』も日本初公開

館内を奥まで進み、いよいよウォーホル展へ。初期のドローイングから晩年の「死」を意識した作品まで、約200点以上の作品が並んでいる中、最初に印象的だったのは、1956年にウォーホルが来日し、京都を訪れた際の写真や記録の展示でした。

写真や映像だけでなく、ウォーホルが1日どこをどんなスケジュールでまわったのか、どのルートを通ったかまで紹介されていました。レストラン(ホテルだったかも)の料金明細の展示は笑った。私が本人だったらちょっと恥ずかしいかもです。

以降は、目の覚める勢いのウォーホルの作品が続々登場します。展示の仕方もど迫力。彼の世界観を存分に発揮させていると感じました。正直この日はいろいろまわって疲れ気味でしたが、おかげで目が冴えました。笑

『キャンベル・スープ缶』『三つのマリリン』『最後の晩餐』など、有名作品をもれなく楽しめる贅沢な空間を楽しみました。全体を通して私が特に印象に残ったのは、作品とともに紹介されるウォーホル自身の姿です。

作品を仕上げる映像や写真、等身大マネキン(視界に入ったとき驚いた)などをまじえ、どんな経緯でそのシリーズを手がけたのか、当時世間からどう捉えられていたのかなど、本人の内面やその時代の空気にも触れることができます。

特に好きだったのが、ひまわり畑で自身の作品を持って無邪気に撮影するこの姿。ポップな世界観が本当に好きだったんだろうなと想像が膨らみました。

鑑賞を終えて外に出ると、充実のグッズコーナーが。会場にあった等身大マネキンを小さくしたようなウォーホルストラップもちょっと迷ったものの『自画像(髪が逆立ったかつら)』のポストカードと缶バッチを購入しました。

繰り返しになりますが、今回の特別展は巡回がないので、かなり貴重な機会だと思います。その代わり2月12日(日)までと長期開催となっているので、機会があればぜひ訪れてみてほしいです。

以上、この日は京都で開催されていたアート展を思う存分堪能しました。普段家で引きこもって仕事をしている私が2万歩も歩いたので、翌日以降しばらく足腰がやられる事態となりましたが、それも許せるほど楽しかったです。

それに、今回まわった京都御所周辺は特に大好きなエリア。紅葉が美しかったこともあり、アートはもちろん、あらためて京都の街並みの魅力にも触れられた1日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。