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京都アート旅Vol.2_LIGHT OF FLOWERS 花と光in下鴨神社

11月16日に京都のアートスポットをめぐる日帰り旅をしてきました。今日はそのレポートのVol.2として記事を書きたいと思います。Sony Park展についてのVol.1はこちら。

この日訪れた下鴨神社にて開催されていたのは、エキシビション展示「LIGHT OF FLOWERS 花と光」です。

華道家 片桐功敦氏がヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーにインスピレーションを受け、新たな生の予感、託された未来への希望を、花そして植物という儚い存在の有機的な営みを通して詩的に表現します。
「Van Cleef &Arpels」公式サイトより

ジュエリーブランド・Van Cleef &Arpelsと、華道家の片桐功敦あつのぶさんによる特別展。このコラボは、今回が2回目となるそう。

華道もジュエリーも私は詳しくなく、こちらは同行していた友人のお誘いで知りました。とはいえ神聖な下鴨神社で、ジュエリーと華道のコラボ……素敵な展示に間違いない!と、連れて行ってもらうことに。

もうこの時点で最高

下鴨神社に行くのは数年ぶり、しかも前回は夜のイベントで訪れたので、明るい時間に境内を歩くのは初めてでした。もうこの自然の中を歩くだけでも多幸感でいっぱいです。

「LIGHT OF FLOWERS 花と光」は、展示が3ヶ所にわかれていました。1つ目は「ただすの森」にあり、森に見立てた洞窟のような空間を抜けた先で、静かにせせらぐ水に花が生けられています。

光がさす洞窟を抜けた先に
色鮮やかな作品が5点ほど

下鴨神社を流れる水は清く澄んでいます。そこにたたずむ色鮮やかな花、儚く繊細な作品はまさにジュエリーのよう。そして木漏れ日や川のせせらぎが、さらに作品の美しさを引き立てているのを感じました。

ここからさらに奥へ進み、楼門をくぐった先にある「細殿」へ。ここではVan Cleef &Arpelsのジュエリーがずらり。

近くで見ると本当に繊細

ここで展示作品を見ていると、花や生き物といった自然物をモチーフにしたデザインが中心であることに気がつきました。

配布されていたリーフレットによると、Van Cleef &Arpelsは創業当初から自然にインスピレーションを受けており、日本文化の四季にも魅了されてきた、とのこと。だからこそ片桐さん、そして下鴨神社とのコラボなのか、とここで深く納得できました。

そして最後は、さらに奥に設置された特設会場での展示。大きな箱のような会場内に足を踏み入れると、そこには思わず声が漏れてしまうような空間が……!

天井から滴る水がまた美しい

自然の水や森、光、秋という季節、そしてジュエリーからインスピレーションを受けながら仕上げたという作品。全体を見ても圧巻ですが、近くで見ると小さな花々、そして枯葉が細かく飾られ、一つ一つに目を凝らしたくなります。

リーフレットによると片桐さんは、作品を考える中で「落ち葉一枚にもロマンティックな情景が凝縮されている」と感じたそう。どうしても散る前の紅葉ばかり目がいってしまいますが、落ちた枯葉に込められた世界も見逃さないのが芸術家なんだと、その深い感性に感動しました。

そんな、自然豊かで神聖な下鴨神社で展開された3つの展示。自然をリスペクトするVan Cleef &Arpelsと片桐さんだからこそ、この空間を最大限に活かした「花と光」の作品が成立していることは間違いないと思います。

心癒される3つの展示を鑑賞した後、せっかくなので「水みくじ」にも挑戦。結果は友人も私も大吉で一安心でした。でもよく読むと「油断するな」「無理は禁物」「堅実に」「身を正して努力しろ」みたいな内容ばかり。神は厳しいのであった。

こちらのエキシビションは12月12日まで開催ですので、ぜひ。下鴨神社の紅葉もベストシーズンです!

最後に行ったアンディ・ウォーホル展のレポートは以下の記事にまとめています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。