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京都アート旅Vol.1_Sony Park展 KYOTO

昨日、京都で開催中のアートイベントをめぐる旅をしてきました。4ヶ所をまわる盛りだくさんの1日だったので、3つの記事に分けてレポートします。

ではさっそく「Sony Park展KYOTO」から。Ginza Sony Park(2024年のリニューアルに向け2021年秋に一時閉館)で、2021年夏に開催された「Sony Park展」が今月、京都にやってきました。

今、ソニーが取り組んでいる6つの分野、「ゲーム」、「音楽」、「映画」、「エレクトロニクス」、「半導体」、「ファイナンス」を、「社交場」、「旅」、「森」、「ストリート」、「SF」、「詩」という6つ言葉で変換し、遊び⼼と挑戦⼼溢れるアーティストたちと掛け算するという実験的展覧会。
「Sony Park展KYOTO」公式サイトより

この説明の通り、2つに分かれた会場で、6組のアーティストが用意した6つの体験型プログラムを楽しむことができるイベントです。

まずは第一会場へ。実はここ、普段は非公開の「京都新聞印刷工場跡」という地下空間なのです。そのままなんですが、それはもうアングラな雰囲気を醸し出していました。

異空間すぎやしないか
こんなそれっぽい写真まで撮れる

そんな会場でまず目に入ったのは「ゲームは、社交場だ。with岡崎体育」。プレステの初代から最新の5までの実機が並んでいるという……

初代のコントローラー軽くてびっくり

それぞれに岡崎体育さんのゲームとの思い出と、お気に入りソフトが添えられています。一部プレイできたので、懐かしのクラッシュバンディクーをやってきました。笑 ゲーム好きな岡崎体育さんらしい展示。

次に見学したのは奥田民生さんのコーナー。民生さんにぴったりの「旅」がテーマで、130組以上のアーティストが自身の楽曲から「旅」をイメージする曲を選び、それらが聴けるボックスが年代順に並んでいます。

この箱1つ1つで曲が聴ける
気になるものはヘッドフォンを挿して堪能

ここだけでも全部聴いてたら数時間経ちそうなボリューム。しかし箱をたどるうちに、知らなかった素敵なアーティストに出会える時間は、まさに旅だと思いました。

その他YOASOBI、Creepy Nuts、millennium paradeと、それぞれ映像と音楽で大迫力の展示が次々展開される中、特に印象に残ったのが、東京スカパラダイスオーケストラの展示です。

コーナーに向かうまでの道にも詩が

「ファイナンスは、詩だ。with 東京スカパラダイスオーケストラ」と名前の付いたその展示は、星と詞が融合した「プラネタポエム」を、彼らの楽曲と共に楽しめる空間となっていました。

言葉を星に見立てた映像美、曲と詞を通したスカパラからのメッセージ。気づけば自分の過去や未来を当てはめながら、その世界に没入していました。音楽における詩の美しさやパワー、そこに込められたアーティストの思いを全身で体感できる、素晴らしい展示です。

そんな第一会場だけで長時間楽しめたのですが、別会場にも展示があるとのことで、一旦他のスポットをはさんだ後に第二会場のロームシアターへ。Sonyの歴史を製品と共に辿る展示で、こちらもどえらい空間でした。

SONY製品の歴代シリーズが一ヶ所に集結。

個人的にMDサイズがかなり刺さった

特にラジカセ、携帯、ゲーム、ウォークマンそれぞれが、壁にずらりと並んだ様子は圧巻。これら一つ一つを「最新機器だ」と言って使ってた時期が確かにあったんだなと、時代の変化をあらためて思い知らされました。

そんなSonyのアーティスト、歴史に触れられるSony Park展。最も驚くべきなのが、これら全部、無料!そんなことがあっていいのかと思ってしまうほどのイベントです。2024年にGinza Sony Parkがリニュアールオープンしたら、ぜひ行ってみたい。

「Sony Park展KYOTO」は誰でも楽しめることはもちろんですが、特に音楽好きにはたまらないはずです。11月23日までなので、お近くの方はぜひこの感動を体感してださい。

この日は他に、下鴨神社のエキシビション、アンディ・ウォーホル展にも足を運びました。そちらのレポートは以下の記事にまとめています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。いただきましたサポートは、自己研鑽やライター活動費として使用させていただきます。