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映画『ラストナイト・イン・ソーホー』

今回は、映画『ラストナイト・イン・ソーホー』を見たのでレビューをします。

ハリウッド映画とちょっと雰囲気異なって、アートなヨーロッパテイストなイギリス映画です。

イギリス映画はそういうのも多くて、興味深いので面白そうなの見つけると観ています。

簡単にあらすじを書くと、ロンドンで服飾デザインを勉強して成功したい1人の女の子が、周りの雑音に悩みながら成長する話です。

そして、話の肝はこの女の子には第6感があるんですよ。幽霊が見える。。だから、たまにタイムスリップしたり恐怖に巻き込まれます。

こういう要素があるために、ジャンルはサイコロジカルホラーとなっています。

最初の方は、そうでもないけれど1時間過ぎたあたりからホラー色が強くなってきます。自然な流れでさすが!って感じでした。

後は、謎解き要素もあるし単純にただ怖がらせるホラーじゃないところも良い。

この作品を撮ったエドガー・ライト監督は、音と色彩を上手にリンクさせる作風も多く今回もそれは健在。非常にアートな画で観てて飽きはこなかったです。

主役の彼女が、60年代のファッションが好きという設定を用いて、音楽や雰囲気を現代とうまく繋ぎ合わせる。そこが上手に思いました。雰囲気が非常にある映画でした!

そして、都会の闇やそれに加えて人の欲などの本質的な部分をロンドンの風俗で見せている。テーマ性もあります。

60年代と現代を行き来しても案外と人の本質って変化しない場面も多いのではと頭を掠めました。

ファッションや音楽とかの流行なんかも結構巡り巡ってくるし、人の嫉妬とか欲とかは決して無くならない普遍なものだし。。いつの時代も闇堕ちする人はいるって事実も変わらないわけだし。。

ただ暗い怖いダークな話じゃなくて、色々見えちゃう感受性強めのデザイナーで成功したい女の子が、苦しみながら時として狂いそうに(!?)なりながらも逆境を乗り越えていくというハッピーな要素もあって良かったです。

一見ごっちゃになりそうな要素がスッキリまとめられてて面白い作りの映画だった!

エドガー・ライト監督は、今回も印象に残る画を創ってるなーと思いました。

トレイラー貼っときます!!

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