プレゼンで伝えるには
私は、オーストラリアでTAFEと呼ばれる専門学校と大学で会計学専攻でビジネスを学んできました。
なので、何度かプレゼンテーションする機会があった。みんなの前での発表とビデオでの提出両方です。
私は人前で話すのは慣れがあるために緊張しません。だから、練習時間は省いています。グループでのプレゼンではメンバーは私の様子にヒヤヒヤしていたようですが…苦笑。結果は、経験でどんなオーディエンスにどう見せたら良いか知ってるので評価は高かったです。
プレゼンでどう伝えたらいいかは、ある意味コミュニケーションする上でどう伝えれば良いかの思考の見直しになります。
周りに意見を伝える。事実に基づいた要点をまとめ伝える。自分の想いを届ける。
それをどう工夫したら良いかのポイントが、オーストラリアの学校のプレゼンの評価基準には的確にまとめられていました。
コミュニケーションの本質が表れています。
日本語、英語関係なく意識しておくと便利。
プレゼンの資料作りは、工夫しなければいくらでも時間がかかってしまいます。後は、あまり詰め込み過ぎるとポイントが分からなくなります。
字だらけのスライドで沢山喋ろうとすればするほど伝えたい事が目立たなくなる。
伝えたいポイントが明確な場合。余計な情報を加えない方がスッキリとして分かりやすくなります。
だから、文字情報も話す事も整理して何を自分が言いたいかをちゃんとシンプルに理解しておく必要がある。あくまで、伝えたい事が中心にありそれを支える説明があるイメージ。
だから慣れてしまえば、説明の部分はその場で組み立てれば良くて何を言いたいかだけ忘れなければいいんです。
台詞を暗記する必要はない。
全部覚えようとしたら、緊張だけが募ります。頭の中の情報量が集まり過ぎごちゃごちゃになり圧倒されてしまうからが理由。
自分の伝えたい事を決めたら、相手の反応を見る。
飽きていないか、聞き入っているか、無関心かどうか。。。情報をとります。
飽きている場合は、相手に尋ねたり質問する。相槌を促す。話題の内容を挟んだり例を挙げる。
聞き入ってくれていたらそのまま続ける。
(反応があるかないかで分かりますよね)
無関心が分かったら、エピソードを混ぜたりジョークを挟んだりする。
などして軌道修正します。
こういうのに正解はなく、伝えたい相手の反応やその時の環境とかでも大きく変わる。
一つ言える事は、自分を良く見せたいとばかり思い、自分の軸をブレさせたら何も伝わらない事です。
伝えたい事を明確にしながら、相手の反応を無視しない。これはコミュニケーションの鉄則でプレゼンに限った話ではありません。
あと、意見とやらは論理的に説明するもので感情で押し付けたりすべきものではないという事。これをごっちゃにしている人が日本には非常に多いのが危惧されます。
自分と異なる意見をはっきりさせると、押し付けられていると感じる人がなぜいるのか?は良く感じる違和感です。
そういう人は、無意識で人に意見を押し付けてると認識する必要がありそうです。誰でも気をつけないとしがちなので注意しなければいけない事ですね。
事実、意見そして感想の分離もしないと話がごちゃごちゃになりますよ。そういう話なんです。
これ、プレゼンでもそうです。コミュニケーションの縮図が短時間で表れます。
私が何度も話している通り、コミュニケーションは暗記からは生まれません。
臨機応変の姿勢こそ大事なので。。
相手あっての事で、選ぶ表現や単語なんてその中のほんの一部でしかないんです。それだけではない、文脈からわかる事も多い。
だから暗記絶対なんてどれほど変な事なのか。。
自分の反応が相手にどう伝わるか考えたことありますか?
それによって随分変わるし、逆に言えば変える事もできるという事で非常に奥が深い話です。
この言い方が正解なんていうのは、独りよがりに伝えようとする姿勢の一種ではないでしょうか?
プレゼンでどう伝えたら良いのか考えると、コミュニケーションの本質が見えてきます。
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