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包装紙の扱いに対する驚き

私が、ホームステイしたお家はとても親切なおばあちゃんがホストマザーでした。私の次に滞在する場所まで心配してくれて、助けてくれたくらいです。
とてもお世話になりました。なので、後からまたお宅にお邪魔してお礼をしに行きました。プレゼントを持って。

そこで、おばあちゃんが

「日本から来た子達は、とっても綺麗な包装紙で丁寧に包んでくるから緊張するわ。」

と言いました。

「綺麗な包装紙だから、一回で捨てるのも勿体無いくらいで複雑な気持ちなのよ。みんなどうしてるの?何回か使い回すためなの?」

と、ほんとに不思議そうに尋ねられました。

たしかに、クリスマスパーティーでもそんな綺麗に包装されてるものはあまりなかったです。それに、みんなもらったらすぐに

ワーイ!!って感じで、ビリビリに破きそこら辺に包装紙がグチャグチャに転がってました。

日本だと、丁寧に包装紙を開けるし良く考えたらその場で開ける人も全員ではありません。ただ、その理由とか考えた事もありませんでした……。

私は、

「日本人はその場で開けない人も多いし丁寧に開けるけどその理由は考えた事ないなぁ。ただの習慣か、文化なのかなぁ…」

と答えました。

「困ったわ。あんまり丁寧に開けた事ないし、日本人はそれがマナーなのかしら、、どうしましょう…」

と焦るおばあちゃん。

確かに、そんな事する習慣がない人からしたら丁寧に破かず開けるなんてめちゃくちゃ難しいのかもしれません。

なんか戸惑ってたのでおばあちゃんが可哀想になりました。

「おばあちゃん、気にしないで!クリスマスパーティーの様子見てたけど、ああいう開け方も私は好きだよ。」

と私は言いました。

そしたら、おばあちゃんは

「あー。じゃあ良かった。ここで見てもいい?」

と尋ねた後、ビリビリビリビリと包装紙を笑顔で破いてプレゼントを見たんです。

とても安心した様子でした。

初めて、英語圏のパーティーなんかに出席してプレゼント交換があったりすると日本人はひょっとしたら包装紙の扱いに対して驚いてしまうかもしれません。

場所変われば、マナーも大きく変わってしまうんです。そして、どちらが正解とかはない。

日本人が文化や習慣の違いに驚いたり、不思議がったり戸惑ったりしている場合、向こうは向こうで同じように違いを感じて驚いたり、不思議がったり戸惑ったりしてるんです。

おばあちゃんは、色んな国からホームステイしたい人を受け入れているので、コミュニケーション上手でした。
そして、ちゃんと伝えてくれるので向こうの気持ちも分かりやすいし私も伝えやすかったです。

文化や習慣の違いはお互い様だから、言語化するのは分かりやすく良い事だなぁと良く感じていました。

包装紙の扱い自体でも、こんなに日本と英語圏では違うんです。

英語圏は包装紙はその場で開いてプレゼント見るのがマナーで、そうしないと逆に失礼。リアクションが大きければ大きいほど喜ばれるんです。

包装紙の扱い一つとっても、こんなに日本と違うんです。ただ、これは一つの例でいろんな場面で違いはあります。
それを互いに共有し、理解するためにも言語は非常に役立ちます。オープンマインドなおばあちゃんは、文化違えど気持ちが分かりやすくとても気楽でした。

英語をちゃんと使うという事は、このような違いを共有そして互いに理解し合うためにも非常に役立つ事です。

コミュニケーションの素晴らしい所は、互いに世界を広げる事と言っても過言ではないと思っています。そして、違いを認識し合えば互いに寛容的になり許し合う状況も生まれる可能性は高い。だから、言語を習得する事は素晴らしい事です。

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