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“シャンパン”みたいな単語

オーストラリアに住んでる間、常にシャンパン(?!)を連れている人のエピソードを聞く機会が何度かありました。
特に、若かりし頃の思い出としてです。

けどね、文脈からして絶対にシャンパンではないと思っていました。しかも、発音も違うからシャンパンではないのは確実と。

それに、この話をする人って、その単語を早口でしかも不明瞭に喋る傾向があって単語を調べるにも調べにくい。

“シャンパン”みたいな単語だけど、よく分からない文化の話だなぁと…。大変だなぁ。面倒くさかったんだろなと思いながら聞いていました。

その単語は、chaperone (ˈʃæp.ə.rəʊn)

無理やりカタカナにすると(ほんとは全然ちがうし、したくもないが)シャペロンというらしい。

意味は辞書だとこう書いてあります。

(especially in the past) an older person, especially a woman, who stays with and takes care of a younger woman who is not married when she is in public:
Cambridge Dictionary 


色々話を聞いたことからまとめると、独身の若い女性に、自分より年の女性があちこちついて周りお節介を焼く事とわかりました。
まあ、上の辞書と大まかには合ってるけど、特別、過去のものでもなさそうなんですよね。

ちょくちょく聞きましたからね…

外国は自由だとか思っている人もいるようだけど、交際ともなると、目を光らす親戚とかがいる人もいるんだな。どこもそんな大差ないなと思いました。
家によりけりという感じかなと…

これ、貴族文化の名残らしいんですよ。

だからかもしれないけど、わりとお金がある家の人にこういう付き添いがあった人がちょくちょく見受けられました。

chaperoneは社交界のデビュー時の単語との記述あるけど、ただの雑談でもこの英単語をたまに聞きましたから、ちょっと違うかなと思いメモとしてこのnote に書きました。

そういえば、私が気に入ってみてたダウントン・アビーにもこんな人いたような気がしたけどね。
こんな暮らしじゃない人でも、chaperoneに悩んでる人いるみたい。

イギリスから、その存在が鬱陶しくて逃げてきたと言ってる人もいました。
だけど、どう見ても貴族ではなかったし…

起源を調べたら、これは、タンパク質が機能や構造を獲得するのに“助ける”物質にも使われているようでちょっと面白い。

人も分子の集まりなので、このたとえもありなのかなと。

chaperone について知っとくと、雑談に役立つ事もひょっとしたらあるかもしれないって話でした。

英単語について、いろいろ!




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