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[Netflix映画]時の面影(原題:The Dig)
今日はNetflix映画、時の面影を観たのでネタバレなしの感想を書こうと思います。
全くどんな話か知らずになんとなく選んだら、これも実話ベースの映画でした。
舞台は第2次世界大戦前のイギリス。未亡人が庭の発掘作業をバジルという年配の男性に頼むところから話が始まります。
時代背景もあって、全体のトーンは暗めで淡々とストーリーが進みます。
ここから予想もしていなかったお宝が次々発掘されていきます。
イギリスでは凄く有名な話みたいなのに、こんな事あったなんて知らなかった。
観てて感じたのは、やはりイギリスの階級社会。お宝が発掘され始めてからのバジルさんへの扱い方を見ているとなんとも言えない気持ちになってきました。
最初は、見向きもしていなかったであろう人々があれよあれよと集まって来て、恐らくは名声の横取りでしょうか?歴史を乗り越えてきて、保存すれば価値がある物に対するロマンの感じ方に地位や階級の違いはないはずなのに。。
物語の終盤では、戦争が開戦する間近となります。
人それぞれ、毎日色々なことを感じて生きています。自分が抱いている想いや情熱があったとしても、決してそれを伝えられない状態のまま歴史の中に埋もれてしまったであろう人々が多くいる。
身勝手な者達の都合で、翻弄され声をあげられない人々。そして、想いとは裏腹に一部の者達の都合により、翻弄された人達が世界中どこにでも存在していたんですよね。
社会的地位が高く声が大きい人達ばかりが目立つ反面、想い打ち砕かれる人もいる。考えると苦しくなりました。
この映画に出てくる少年は、星を見るのが好きで良く眺めています。子供の心は純粋で、空を眺め色々と夢を思い描いたりします。それが、考古学にロマンを求めている人々と似通った部分で本質と思います。
美しい物に感動したり、見たことがない物を発見して驚いたり、知りたい事を探求してワクワクしたり、そこには社会的地位や肩書きは全く関係ない事。
子供の頃のような純粋な気持ちを忘れない事こそ重要と、この映画を観て思いました。
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