記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【暗殺教室の時間/2限目】

※ネタバレ注意※

私の大好きな漫画の1つである
『暗殺教室』について
1巻ずつ感想や学びを
発信していこうと思います!! 


第二巻のテーマは『プライド』

プライドとは、
誇りや自尊心のことである。
持つべきとも、捨てるべきとも言われるが、
正直、よくわからない。

しかし、この第二巻では主に
2種類のプライドが存在する。
それは、
自信や向上心につながるものと
傲慢につながるものだ。


#8 胸の時間
#9 大人の時間
#10 プロの時間

E組の外国語の臨時講師としてやってきたのは、
イリーナ・イェラビッチ(以下ビッチ先生)
美貌と対話能力でターゲットを魅了し、
至近距離から殺す
プロの殺し屋だ。
しかし、
殺し屋としての自信や常識に捕らわれ、
殺せんせーの暗殺に失敗してしまう。

プロとしてのプライドを傷つけられ、
また生徒からは、
ビッチ先生の(生徒を見下した)発言により
反発を受ける。
『先生』という未知の職業に対し、
戸惑うビッチ先生に
烏間先生は、プロとして厳しい指摘をする。

暗殺対象と教師
暗殺者と生徒
あの怪物のせいで生まれた
この奇妙な教室では…
誰もが2つの立場を両立している

この回では、ビッチ先生の
『プロとしてのプライド』
が問われている。

傲慢なプライドは、目を曇らせる

ビッチ先生の本来の強みは、
十カ国語を操る対話能力である。
その能力は、
相手の気持ちをよく知ろうとすることによって
習得されてきた。
相手をよく観察し、懐に入り込む、
このビッチ先生の本来の能力が、
傲慢なプライドによって、発揮しきれていない。

プライドが高すぎると、
傲慢さや人を見下す気持ちも高まり得る。
自分の持つプライドに固執するのではなく、
柔軟で謙虚なプライドを持ちたい。


#11 集会の時間
#12 支配者の時間
#13 くるくるの時間 

この回では、 
殺せんせーの
暗殺対象としてのプライドと
教師としてのプライド、
そして、
E組の生徒たちの
暗殺者としてのプライドと
E組(生徒)としてのプライド
が問われている。

この学園の理事長に、
「この世の中には…
スピードで解決出来ない問題もあるんですよ」
と言われた殺せんせーは、
マッハ20のスピードを駆使し、
生徒一人ひとりの成績に合わせたテスト対策
を行う。
残像が一部別キャラになっていることからも
殺せんせーの気合(プライド)が伝わってくる。

一方で、生徒たちはどうだろうか。
渚が、
生徒2人(E組以外のクラスの生徒。以下モブ)に
絡まれる場面、
モブの1人が口走った
「殺すぞ」という言葉に対し、
彼は、小さく微笑み、言葉を返す。

殺そうとした事なんて無いくせに

この場面では、
渚の暗殺者としてのプライドを感じ取れる。

しかし、生徒たちは、
学校の理不尽な差別に慣れつつあり、
「俺達エンドのE組だぜ」と
勉強の目標を低くしていた。

第二の刃を持たざる者は…
暗殺者を名乗る資格なし!!

この言葉は、
劣等感の原因(E組)から目を背け、
1つの刃に縋ろうとしている生徒達への
殺せんせーからの厳しいエールだった。

この『第二の刃』とは、
自分の中に内在しているものと考える。
自分自身と向き合い、
ありのままの自分を受け入る。
自分の弱さから逃げずに、進んでいくなかで、
自分の中で鈍く光る刃を見出し磨いていきたい。


#14 テストの時間

やっかいな暗殺対象であり、
心強い先生でもある殺せんせーが、
生徒達に授けているのは、
「ピンチの時にも
ちゃんと我が身を守ってくれる」武器だった。

中間テストで僕等は壁にブチ当たった
E組を取り囲むブ厚い壁に
それでも僕は心の中で胸を張った
自分がこのE組である事に

暗殺者としてのプライドと、
E組としてのプライド。
この2つの立場を両立し、
2つの刃を磨くことで、
自分たちの可能性が広がり、
自信に満ちた「私」になれる。


プライドの本質は、
自分の可能性を切り開く刃
だと考える。
内発した淡く儚い武器が
少しずつ、自分の中で確かなものになっていく。
刃を光らせるためには、
磨くことを怠ってはいけない。
傲慢なプライドは、錆びた刃だ。
時間をかけて、刃を研ぎ澄まし、
自分だけの武器を手に入れたい。


拙い文章ですが、
最後まで読んで頂き、
本当にありがとうございました!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?