個展“遙拝” ステートメント
注)このnoteは、2023年10月7日〜13日に開催された個展“遙拝”の会場で配布していた文章に写真を加え、再編集したものです。
・本展のタイトル「遙拝」について〜富士山信仰の歴史
噴火の降灰によって木の葉がボロボロになった –––『続日本紀』781年
昼夜雷鳴が轟き、灰が雨のように降った –––『日本紀略』800年
8世紀末から200年の間、富士山は噴火を繰り返す活火山であった。たびたび噴火する富士山に、人々は怒れる神の姿を重ねた。864年の大噴火で、人々は富士山を