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君の名は。


できるなら、あなたには会いたくなかった。

特に一人のときには…。

あなたは、ある日突然その姿を見せる。わたしが油断しているときに限って。



わたしも大人になった。
家族もできて、少しは強くなったつもりでいる。

でもダメだ。

気が動転して、声が出なくなったり、時には泣き叫んだりするわたしを見て、あなたは涼しい顔を決めこむ。

もう、わたしの前に来ないでほしい。もう、わたしの生活を脅かさないでほしい。



G。

あなたは、この季節の外だと、冷凍ジェットで凍らせても一瞬で解けてしまうのね。

おねがい。
ゴミ捨て場で待ち伏せするのはやめて。

わたしにはわたしの生活があるの。


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