#7

どれほど時間が経ったのかも分からないのが不思議だ。

辺りには月夜で照らされた植物が生い茂っている。
時折、月が雲に隠れ夜が長くなっているのが見て取れる。

放課後の学校よりも、もっとドキドキ感のある雰囲気の中でAと私はハンバーガーを食べに行こうと話し合っている。

空腹に脳を支配されながら、どんどん進んでいくAに、私はついていくのが精一杯だった。

コツコツコツコツ…
2人の足音が、静かな夜の街に響いている。

その店は24時間営業なのか?と不思議に思って聞くと、なにそれ。時間に単位なんてあるのかよ、と突っ込まれた。

やはり、この世界には文字がないのか。お店を宣伝する文句も見えなければ、標識すらない。

この世界に住む人たちは、どのような生活をしているのだろう。

#小説 #気まぐれ #初めての小説 #作者も分からない結末 #物書き

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