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ゆるふわ生物学の影響で購入した本

 前回の記事……私がゆるふわ生物学というYouTubeチャンネルを推し活していて、見ていると博物館に行きたくなるし、博物館に行く前に見るとより楽しめるよという記事……が思っていたよりもたくさんの人に読んでいただけて、いつもよりスキも押していただいて、なにより推しの皆さんにも喜んでいただけたのがうれしかったので。味をしめてまたゆるふわ生物学に関する記事を書いちゃうのよ。

 私は研究者のみなさんが積み上げた知識の上澄みをすするのを楽しむ者なのだけど、みなさんがお話しされている内容をより「分かりたい」と思ってしまいましてね、何冊か生物学系統の本を買ってしまいました。今回はそれを紹介しようと思います。

小学館の図鑑neo 動物

 ゆるふわ生物学ではおなじみの小学館から出版されている図鑑neoシリーズ。たなっちょさんやみかみんさんはその中でも水の生物をおすすめされているのでご存じの方も多いと思います。私もそちらを買おうかなーと思ったんですが、うちには当時5歳の娘がいまして。その子と共有する(というか名目上その子のために買う)ことになりますので、その娘に「どう?」とお伺いを立てたところ
「(表紙の)カニさんがこわい」
 と一蹴されてしまい ヽ(・ω・)/ズコー
 その時は表紙のかわいさと、私の推し動物目の食肉目がいるので動物にしましたとさ。

「動物なんてえらい広くカバーした図鑑だな?」と思って買ったら実質動物というか哺乳類とタイトルしたほうが良い図鑑です。ペンギンいません、ワニいません。単孔類有袋類はいます。
 自分が児童だった頃はまだクジラは鯨目と扱われていたので、鯨偶蹄目にふくまれるようになった図鑑をちゃんと見るのはこれがはじめて。こういう系統樹なんだ~~系統樹かわいいね~~とおバカなゆるふわ生物学徒の読み方をしています。
 ちなみにうちの長女(現在7歳)はまだクジラやイルカたちはエラ呼吸をしているのではと疑っているらしい。田島 木綿子さんの本でも読ませよかな。

 動物を買ったあとは鳥、花、危険生物、、と着々と我が家の本棚を圧迫している小学館の図鑑neoシリーズ。増える順番は長女次第。

くらべてわかる シダ

 これはTwitterにスペースが実装されたころのことじゃった……。植物担当のロッキーさんが夜な夜な楽しいスペースを開いてくださった時期がありましてな。ゆるふわ生物学徒とコミュニケーションを積極的にとってくださる頭がポワりそうな時間があったのじゃ。
 そのころにロッキーさんがオススメされてたのがこの「くらべてわかる シダ」という本。写真もいっぱいあってシダの形からシダを同定していくのを助けてくれる楽しい本です。シダがわかりたい人はぜひ。私はシダをわかっていませんがね。シダむずかしいねぇ。胞子嚢群をみて包膜があるかないかってどうしてわかるん?
 私個人の使い方としてはゆるFig生物学(ゆるふわ生物学へのファンアート)にシダを忍ばせたい時の参考書だったり、刺繍する時の資料にしたりしてるよ。

シダバンドブック

 ハンドブックのサイズ感で手軽にシダのことを調べることができるかわいい本。カバンにちょいと忍ばせて、気になったシダをみつけたらこの本を開いて「これはワラビのなにか…?ベニシダ…?なにもわからん……」と楽しむことができるよ!

視覚でとらえるフォトサイエンス 生物図録

 くろきんさんとまろんさんがよく2000年に入ってからのバイオインフォマティクスの躍進について触れられているのですが、私が中学高校の生物を学んだころはまだその躍進が反映されきっていない教科書で、なんとなくバイオ?DNA?二重らせんのアレね?メッセンジャーなヤツもいるね?ぐらいの解像度。ちょっくら最近の生物基礎ぐらい知りたいわね…と思っていた時に本屋で出会ったのがこれ。図録というだけあってグラフや図解がいっぱいあるのでうれしい。
 後半になるほど「ゆるふわで見た聞いた!」の連続だからたのしーよ!!

大地のハンター展 図録

 ゆるふわ生物学と関係の深い博物館といえば国立科学博物館。そこが企画展示をした大地のハンター展は行かずにいられないし、図録は買いますよね。仕方ないね。
 展示についている説明文もバシャバシャ写真撮って後から見返したりはするんですが、やっぱり書籍になると文の量が全然ちがう!総監修の川田伸一郎さんをはじめとしたコラムもたくさんあって読み応え十分。
 標本にまつわる逸話とかも大好物なので買って正解でしたわ。

どこにいるの イリオモテヤマネコ

 日本在来ネコを応援してくれ。
 
個人的に2010年ごろからイリオモテヤマネコとツシマヤマネコを推しているので、厳密にいうとゆるふわ生物学だけの影響で買ったとは言い切れないのだけども。でもロッキーさんやたなっちょさんが南西諸島、八重山諸島でフィールドワークしたお話しを聞いていたら「どんなところだろー」と想像を膨らませたくなるっしょ?この本は”写真えほん”という分類の本で図書館で出会ったんだけども、動物写真家の横塚さんの美麗写真がドーン!バーン!ファー―!!と見れるのでこりゃ絵本じゃなくて西表島の写真集じゃい!という勢いで買っちゃった。西表島のマングローブを見て「これはヤエヤマヒルギ?ロッキーさんが言ってた…!」とイメージを膨らませてにっこり(気持ち悪いオタクだ)。
 イリオモテヤマネコは西表島のアンブレラ種。この種を守ることは島全体の生物多様性を守ること、というのをジグソーパズルにたとえられているのが面白いなぁと思いました。
 イリオモテヤマネコ、会いたいなぁ。

あつまれ どうぶつの森 島の生きもの図鑑

 みかみんさんがいきもの図鑑の監修協力・執筆をしているぞー!!!いそげー!!!初版が無くなっても知らんぞー!!!!

 ゲーム画面ばかりでなく実際の写真や復元図等もあってゲーム解説本とあなどるなかれですよ。NHKの映像DVDも豪華ですわね。ゆるふわ生物学のあつ森博物館調査回とあわせて読むとふむふむが倍増。楽しいねぇ。
 執筆勢の一覧ページに関係者のイメージをあつ森島民にしたグラフィックが掲載さているのだけど、みかみんさんのデザインがみかみんさん(火種さん神デザイン)……ですよねこれは……つまりこれは講談社が出してくれたゆるふわ本……(ぐるぐる目)

(実は買ってない)キャンベル生物学

 ここまで書いていてアレなんですが、アレは買ってない。でかくて重くて押し花標本が作れるという噂の、キャンベル生物学
 そのでかすぎる存在感、理解できるかわからない圧(プレッシャー)、確実に自分しか読まないだろうものへの値段…。ちょっと、二の足を踏むの状態です。

 長女の理解度、生き物への興味の深度の進み方次第かなぁ。


 あと買いたいけど買えてなくて金銭的に本棚許容量的に今はまだ手が出せなくてごめんさい図書館で拝見させていただきました、という本がいくつか。
・ウニハンドブック
・日本のカエル48 偏愛図鑑: 東大生・さこの君のフィールドノート
・カイメン すてきなスカスカ
・生物を分けると世界が分かる 分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷
 などなど

 でも折を見て、本棚に入れるんだ…。
 手元に物体として書籍があるって素晴らしいね。楽しいね。これからもきっと関連書籍がどんどん増えていくのだろうけど、ワーーってなったら買っちゃうんだ。
 生き物本をあつめてニヤニヤしている母(私)を見て長女も生き物知識を着々とためて学校の図書室で児童向けいきもの図鑑を借りてきてるし、録画してよく見る番組はダーウィンが来たとサカナ★スターだし。ゆるふわ生物学の影響で買った本を本棚に並べたことで知識のポリネーションが起きてるのでは…!?こりゃやっぱり本を買わねーとなぁ!


ゆるふわ生物学のみなさんがおすすめしている本一覧

 初心者向けから一歩踏み込んだ本まで!みなさんのレビューを読むだけでもたのしーのだ。
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 さこっちさんの本紹介も追加予定があるそうだよ。楽しみー