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怠惰を愛す

思いもよらぬことをどう受け取るのか。

大概のことは想定できるという人もいるけれど、
一日の中のほとんどのことは想定外だと
私は感じている。

水を飲もうとコップを取ろうとしたら、
棚の中のコップが定位置になかった。
トイレに行こうとしたら先約がいた。
玄関のドアを開けたら強風に煽られ、
セットした髪が崩れた。

実際はそんなことだらけだ。
その都度、判断と選択をしている。

じゃあ違うコップにしようか、
いつものコップを探すか。
トイレが空くまでここで待つか、
違うことをして待つか。
(じゃあ何をしようか。)
髪を今直すか、
どうせまた崩れるからこのまま先を急ぐか。

あまりに日常に紛れているから、
私たちは悩むこともなく
スマートに判断し選択をしている。

それでもたまに気付いてしまう。
そんなちっぽけな決断の連続に
疲れていることに。
見てみぬふりができなくなって、
立ち止まらざるを得なくなる。

疲弊した心で他人を大切にするのは
限界がくる。
自分が自分のことを差し置いていたら
一体誰が私を大切に思うのだろうと思う。
誰もいないよ、って。


話は飛躍したように見えるけど、
だから日々の選択が大事なんだよね。

無意識に無数の選択をしているからこそ、
流されるように気の向くままに、
相手に委ねることも必要だ。

そんな自分にちゃんと合格を出す。

それもいい。
なんだっていい。
なんだって正解にできるよ、あなたは。

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