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多様な世界で生きること

多様であることは、楽しくて学びが深くて時に煩わしい。

似たもの同士でいることは、楽しくて楽ちんで、でもそれ以外を排除してしまう瞬間がある。


少し進むと、多様であったはずの空間も、長く依存してしまうと結果似たもの同士になってしまう。

そんな経験をきっとみんなしているんじゃないかな。


学生時代の小さな世界では、教室に入った瞬間共通点探しをしていた。きっと理解しあえる人を求めていたから。そうして気の合う仲間で多くの時間を過ごすようになる。
その頃には、教室の中にはいくつもの似たもの同士のグループが出来上がっていた。


でも、多様性を受け入れていたかというとそうではなかったと思う。
誰かに誤解されてもこの人さえいてくれればいい、とその人以外への理解を求めなかったし、逆の立場でも理解できないことへもう一歩興味を持って近づくことは少なかったように思う。

なんてもったいなかったんだろう。
今は理解できないことこそ面白い。だって私一人では考えもしなかった世界を見られる。一度の人生の中で他人の人生も生きられる。疑問から自分の中の深いところにあるものが浮き出ることだってある。


多様な世界で生きることは、自分をもう一度掘り起こして人生を進めることだと今は信じている。

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