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正直に「アルコール依存症です」と言うのかい?言わないのかい?どっちなんだい!?


✧*¨*✧ 連続投稿チャレンジ 4/90 ✧*¨*✧
 目的:【noteを書く】ことに慣れる
 期限:2024年6月28日


ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っちもいい!

結論、ほんとどっちもいい。

どっち『で』もいい、と表現すると(ささいな差かもしれないが)少し冷たく感じる。

「アルコール依存症です」と、言う方にも言わない方にもメリットはあると思うので、周りの環境をみつつ自分の心に従い、どちらに転ぶのもヨシ。

自分が決めたことだ、どうなろうと自分自身が責任をとればいい。

周りの反応やらをみて「選択、間違っちゃったかな」と思っても、付き合い方や行動を変えるなどして自分なりの正解にすればいい、というのがわたしの考え。


わたしの判別方法

・言わないパターン

わたしの断酒記録はやがて600日を迎えるところ。

その間に「なんでお酒を辞めたの?」という質問は何十回も受けた。
職場の人や友だち、知り合って間もない人などなど。

(家族は、わたし以外にもアルコール依存症者がおり、みんな周知の事実であるため割愛する)


“職場”は付き合いが深くなる人、浅くなる人と関係性にバラつきのある環境なので、基本的に【言わない】パターンを選ぶ。

理由は、表面的な情報だけをみて人格判断され、仕事に支障をきたすのを避けたいから。

アルコールに限らず、世の中の依存症への理解はかなり低いと思っている。


・言うパターン

正直に【言う】パターンは“友だち”。
おまけで“知り合って間もない人”である。


「何で言うって決めたの?」

という疑問に答える前に、そもそもの前提を伝えたい。

わたしは断酒継続のためには、スリップと呼ばれる再飲酒を避けることが必須だと考えている。

再飲酒するとそれが機会飲酒→習慣飲酒となり、もとの木阿弥状態になる可能性がむちゃくちゃあるからだ。


ほかの記事にも書いたが…

■周りに「断酒」を宣言する

自分自身の腹を括るためにも、先に書いたように、家族や友だちからのお酒の誘いを断つためにも必要だ。

わたしのスリップ要因の多くは、友だちとの乾杯のためだった。

その内容はほんと些細なものばかり。

〜〜〜(中略)〜〜〜

どれを思い返しても、わたしが後悔にまみれボロボロになる代償をとるには、あまりにもちっぽけなものばかりだ。

断酒成功の素「スリップ防止」|みぃちゃん


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断酒宣言することによって、まず一つ、その相手方からのお酒導入線を断つことが出来る。

そこでさらに「なぜ自分が断酒してるのか?」を伝えておくとかなり効果的である。

ただ断酒をしていると伝えるだけでは、ダイエット中の食事制限のように捉えられて「いいじゃん!少しくらい飲もうよ!」と相手方が言いかねないからだ。

実際、わたしは言われたクチである。


アルコール依存症は「病気」

節制できるもんならとっくにしてる

お酒を飲むキッカケは人それぞれ異なる。

わたしはネガティブ感情をかき消すためだった。

これはわたしや家族の話だが、家に辿り着けずに道端で寝てしまったり、お漏らししたりと恥ずかしい失態をさらしても、お酒に手が伸びてしまうのはそんな背景があったからだ。

回数を重ねると要因はそれだけに収まらず、脳がそれを求める中毒に陥る。

体質の違いはあれど、中毒に陥る仕組みはほとんどの人が同じだと思う。

お酒によるドーパミン欲しさに、前頭前野はそれを得るための強化を図り、行動を起こさせるのだ。

これは立派な病気である。
ここに意思は関与しないし、関与できない。


自分と周りの理解が大事

先に伝えておくと、アルコール依存症に完治はない。

一定期間、お酒を飲まなかったことで回復した心と体は、再びお酒を飲むことによって見事に元通りである。
むしろ悪化することだって充分あり得る。

治療方法は、泣いても笑っても【断酒】一択のみ。

病気であり改善を目指す以上、治療は欠かせない。
それなら【飲まない環境を作ること】が大切だなと思った。

わたしの場合、かなり意思が弱い人間なので、友だちに誘われたらきっと飲む。事実、何度もそれでスリップしてきた。

もうそんな生き方を終わりにしたい。

今回が最後の断酒だと腹を括り、大事な友だちらにアルコール依存症であると告白することにした。
これが【言う】と決めた理由だ。


そうするにはまず自分自身が病気を理解し、真剣に改善したいという気持ちを伝えることが必要である。ちょっと緊張した。

でも大体の友だちが「そうなんだね」「本気なんだな」と受け入れてくれた。
中には告白を喜ぶ者もいて嬉しかった。

心の底から安堵したし、自分のことを一つ開示したことにより信頼関係が深まったと思う。

懐深い友だちのおかげで、わたしは「言って良かった」と声を大にして言える。


告白前の心の準備

とはいえ、誰でもかれでも言えばいいってもんじゃない。

言わない選択肢ももちろんあるし、言うにしても心の準備は必要だ。
準備が整うタイミングは人それぞれ違うのだから、焦る必要もなければ、言わないで順調なら言わずに過ごすのも大アリだ。



「わたしはアルコール依存症です」

自分が言うにヘビーな言葉は、大抵受け取る相手方にとってもヘビーである。

告白というのは、自分一人の問題じゃないことを知ったうえで準備を仕上げよう。
もし言うなら、ね。


おわりに

“知り合って間もない人”にも【言う】パターンの理由が抜けていた。

初回からヘビーな告白をして申し訳ないけど、今から構築する関係性なら初めの内に伝えていた方がお互い様に楽だからだ。

お酒飲む飲まないシーンが生じたとき、お互いのお酒に対する概念を知っておくと、気を遣わず心地いい選択がとりやすいのだ。

飲みたい人は飲めばいいし、飲まない人は飲まなければいい。

共通の行為をとることだけが、お近づきの印じゃないですよ、ってことだ。


これはあくまでわたしの場合で、わざわざ病気を告白せずとも「断酒している」と言うだけでも充分である。

わたしはかなり面倒くさがりで「今後もお酒のシーンには誘ってこないでね」と意思表示するために告白しているところもあるので、何に重きをおくかで言葉は変わるだろう。

お酒に関与しない人なら、もちろんわざわざ言わない。


これは、わたし自信が8年近く断酒に向き合い、少しずつ見つけてきた断酒のコツだが、人によって処方箋は異なるもの。

全員に効果アリとは思わないが、断酒したい人にとって何かのヒントになるといいなと思う。

わたし自身が断酒で生まれ変わった人なので、そういう人が一人でも増えたらむちゃくちゃ嬉しい。

そんな想いを持ちながら、これからも断酒記事を続けていく。



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