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職場のこと…③人生初のチャレンジ!


4月から転職して、今の職場で働いているのですが、これまでの経緯を書いているのでよかったら読んで下さい

https://note.com/miiba/n/ne93a1d1df04b


まだ、改装中の店内の、厨房の設備も道具も、メニューも、営業時間や、定休日、制服、会計のシステム、材料の仕入れ、など、ありとあらゆる事を考えなければならず、何から決めればいいのか、とにかく浮かんだことをやっていった。オーナーは店の改装のことで頭がいっぱいのようだったし、私にここを紹介してくれた、Tさんにも来てもらって、必要なものを揃えていった。
私にできることは何?
メニューって何を作ればいいのか、地元産のここにしかないものって、どんなもの?
何も浮かばないし、できる自信もなかった。

オーナーはそんな私を気遣って
「ミエさんのできる範囲でいいから」
と言って下さり、私は、とりあえず、宿泊のお客さまの朝食は作れると思ったので、朝食と、カフェの方は飲み物とケーキから始める事にした。
朝食は、ご飯に味噌汁とだし巻き、野菜の一品。スマホのアプリで、朝食のチラシを作って、オーナーが6年前から開業している3軒のゲストハウスにおき、素泊まりのお客様の朝食を用意した。

私は正式には4月からだったのだけれど、それまでにも必要あれば、準備や、朝食を作りに行かせてもらっていて、その最初のチャレンジが以前書いたこのつぶやきです。



3月のある日、ゲストハウスに常連のお客様が24名宿泊され、その人たちの朝食を作れるかと聞かれた。1人で、準備から調理、盛り付け、配膳、全部するのか?
できないことはない、オーナーは、無理なら断ってもいいと言われたけれど、自分を試すチャンスだと思った。
Tさんに手伝ってもらえるか聞いたけれど無理だった。
前職でも朝食は作っていたが、それは調理補助だったし、その前の職場はホテルの朝食バイキングで、私は作るだけで、盛り付けや、出す事は他の人がしてくれた。

今回は全部1人。もちろん、オーナーも手伝ってくれたから、全く1人ではなかったけれど、経験のない男性にできることは限られていて、プレッシャーが凄かった。オーナーから、無理なら断ってもいいと言われたけれど、自分を試すチャンスだと思った。友達が手伝うって言ってくれたけれど、大丈夫と、それも断った。そして2回に分かれてのモーニングタイムとなり、自分の手を動かしながら、オーナーにやってもらうことを指示しながら、頭をフル回転させて行った。

少し、時間がおそくなったので、お客さまが配膳を手伝って下さり、ご飯とお味噌汁が美味しいと何人もおかわりをされ、全部なくなってしまった!

その後お客さまは、カフェ内で、景色を眺めながら、おしゃべりをしたり、2階の部屋を見学したりされて、最後に集合写真を撮って、オーナーと私が外で見送り、お帰りになりました。

この時の私とオーナーの喜び、感激、それは湖桑庵を始めて、私たち2人が共有した最初のチャレンジと感動でした。

実はオーナーも手伝うと言ってくれた人がいたけれど、断ったと言っていて、そこは意見が一致していて嬉しかったです。ドキドキで当日を迎えましたが、あっと言う間に時間は経ち、お客様の美味しいという声に救われ、素晴らしい体験をさせていただいたという感謝でいっぱいの日でした。

その後、Tさんから聞かされた事に私はまたショックを受けることになりました。それはまた次回書きます

読んでいただきありがとうございます✨





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