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カラフルでハッピーなホーリー祭!インドの海に着衣でダイブ!

ハッピーホーリー!

ホーリー祭。
それは、みんなで顔や体に色をつけ合い全身カラフルになる、なんだかパーリーピーポーなインドのお祭り。


パリピとは対極にいる私は、日本のハロウィンやいわゆる”○○フェス”みたいなものは避けて大人しく過ごすのが常でしたが、最近は楽しいものは素直に楽しんだら良いのだろうな、と思うようになってきました。

今回は滞在先の皆さんと一緒にホーリー祭で盛り上がる町に繰り出したレポートです。


全身カラフルになることばかりが有名なホーリー祭ですが、
「そもそもホーリー祭とは一体なんのお祭りなのか?」というと、春の訪れを祝い、農作を祈るお祭りなのだそう。

3月、今までも十分暖かかったところから、だんだんと耐えがたい暑さになって来たインドですが、春の訪れを祝う風習もあるのですね。


どうして色をつけ合うのかについては諸説あるようですが、私が好きなのはクリシュナ様が永遠の恋人ラーダの顔に色をつけて遊んだことに由来するもの。

美しいラーダが色白であるのに対して自分の色が黒いことを気にしていたクリシュナ様。
試しにラーダの顔に色をつけてみたところ、どんな色のラーダへの愛も変わることがなかったという可愛らしいお話があります。


他にもカシミール地方の魔除けの風習から来ているという説もあります。
インドのことなので、どれも正解でごちゃ混ぜになって出来上がったお祭りなのでしょう。

カースト制度が残るインドですが、この日ばかりは階級に関わらず、誰もが色をつけ合います。



さて、ホーリー祭に参加する際にいちばん大切なこと。
それは、全身にココナッツオイルを塗りたくることです。
頭皮からつま先まで、躊躇してはいけません。

この日使われる色の粉は、ナチュラルな材料でできたものもありますが、安いものはケミカルが使われているので洗っても落ちなかったり、肌が荒れたりします。

ココナッツオイル を塗ると、色が落ちなくなるのを防ぐことができます。

私も全身にココナッツオイルを塗りましたが、下着の際の塗り残したところだけまだ色が落ちないので、ココナッツオイルの効果が実証されました。

そして、汚れても良い服を着ること。
私は逆に、色をつけたら記念になりそうな白Tで参戦しました!
(TシャツのBefore/Afterはインスタに載せます。)



それでは、いざ出発。
民家が密集する細い路地を練り歩きます。

若者も、おじさんも、誰彼構わず顔に色を付け合い、
笑顔、笑顔、笑顔。

家の前で大音量で音楽を流し、全身カラフルになりながら陽気に踊る村人たち。

小さな男の子たちは、水鉄砲で色水を撃ってくる。
Tシャツがカラフルに色づく。

女の子たちは、はにかみながらも色をつけさせてくれて愛くるしい。


老若男女、ダンス、ダンス、ダンス!



村の女の子と色を付け合っているいい写真


ちょうどいい規模でハッピーなプリーのホーリー祭ですが、多少の危ないこともありました。

色を付け合うどさくさに紛れて胸を触ってくる男性が何人か。

そして、酔っぱらったままバイクに乗りながら色をつけてきて、こちらが目の前に押しやられた状況で発進してきて危うく轢かれそうにも。

比較的平和なプリーでも、ホーリーの日は女性は集団行動できる時のみの外出が良さそうです。



普通に歩いたら10分くらいの道のりを練り歩いて来ましたが、お祭り騒ぎ慣れしていない私はそろそろ疲れた・・・
というところでもうひとつ、プリーのいいところ。

それは、ビーチがあるところ。


練り歩いた先にたどり着くのはビーチ!


全身のレインボーカラーも暑さも疲れも嫌なことも、服を着たまま海にダイブ!で洗い流します。

もぐったり、泳いだり、ぷかぷかと浮いてみたり。


インド式、着衣での海


海に包まれてエネルギーをもらって、カラフルハッピーホーリー祭終了です。



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