至福を味わえる「猫吸い」とは?ポイントとコツを解説
あなたは「猫吸い(ねこすい)」という言葉を聞いたことがありますか?猫吸いは、猫にも人にとっても至福を味わえる行為です。シンガーソングライターの坂本美雨さんも「猫は吸うもの」と提唱し、猫好きの間では、一般用語と化している猫吸い。
この記事では猫吸いとは何か、さらに猫吸いのポイントとコツについて体験談を含めて詳しく解説します!
■中毒性あるご褒美タイム「猫吸い」とは?
飼い主が愛猫のかわいさにたまらなくなったときや癒されたいと感じたときに発動されます。
猫吸いは、飼い主と猫にとっての信頼度を高めるコミュニケーションの一つで、中毒性のあるご褒美タイムといっても過言ではありません。
■「猫吸い」で癒されるわけ
ここでは、猫吸いをするとなぜ癒されるのか説明します。
まず、猫をはじめ動物と触れ合う行為は、問答無用に癒しの効果があります。アニマルセラピーという心のケア方法があるように、心の緊張をリラックスさせる効果があります。動物に触れ合うことでお互いにオキシトシンという「幸せホルモン」が分泌され、癒しを感じるのです。
猫は毛がもふもふと柔らかいため手触り、もとい顔ざわりが良く、基本的に体臭が強くないとされています。猫は日当たりの良い場所を好んで過ごしていることが多く、どことなくおひさまの匂いを感じられます。猫吸いで温かみと優しい匂いに包まれ、癒されること間違いありません!
■「猫吸い」の絶好のポジション3選
猫吸いはとても癒されると同時に猫の体を借りる行為です。猫が心地よいと感じるポジションを選ぶことで相乗効果が得られます。では、おすすめの猫吸いのポジション3選を紹介します。
◇お腹
お腹は体の中で一番やわらかく、毛量が多いポジションです。普段お腹を見せることの少ない猫ですが、信頼している飼い主には猫吸いを許してくれます。
※下腹部から足にかけては触られるのが嫌な猫もいるため、注意してください。
◇胸元
胸元やあごのあたりは猫にとっても気持ちがいい場所。
ピーンと伸びをしているときの猫はリラックスしており、胸元がフワッと見えて猫吸いのいいポジションといえるでしょう。
※しかし、機嫌が悪いときは噛まれたりひっかかれたりしやすいため気をつけてくださいね。
◇後頭部
ぐでーんと伸びているときや丸まって寝ているとき、無防備な後頭部に誘われて猫吸いする飼い主は多いでしょう。
※猫がおどろかないよう、そっと近づいて猫吸いすると良いですよ。
■「猫吸い」するときのポイントとコツ
猫吸いは信頼関係を築いて行うことで癒しの効果を得られます。では、猫に心地よく体を預けてもらうためのポイントとコツについて説明します。
◇猫をマッサージしながら「猫吸い」すると効果的
猫がよりリラックスして体を預けるには、マッサージが効果的です。あごや首元をやさしくなでたり、もんだりしてあげてください。「安心して甘えられる」と感じられれば、猫吸いを許してくれるでしょう。
◇猫が嫌がるポジションとサインを知ろう
さらに、猫が触られたくないポジションを知っておくとよいでしょう。以下のように体の敏感な場所は、触られるのを嫌がることが多いため、配慮が必要です。
・お腹
・足先
・しっぽ
お腹は猫吸いの絶好のポジションであると同時に嫌がられる場合があります。猫がストレスをためないよう、嫌がっているかどうかを見極める必要があります。では、猫が嫌がっているときのサインも紹介します。
・しっぽを床に叩きつける
・足で踏ん張ったり、体を力ませる
・耳を尖らせる
・目を見開き黒目が濃くなる
普段の行動や仕草を良く観察し、猫が嫌がっているサインを把握することが大切です。お互いにとっての癒しタイムになるよう気をつけてあげてくださいね。
■絶妙な「猫吸い」のタイミング
猫吸いは、猫が自ら「なでて欲しい」「甘えたい」というタイミングに合わせて行うのがベストです。猫が以下のような行動をとったときを見計らってみてください。
・ぐるぐると喉を鳴らしているとき
・仰向けで寝転がったとき
・からだをすり寄せてきたとき
また、猫によって甘えたい時間帯が異なり、生活サイクルを良く観察することが大切です。
私の愛猫の場合は、昼寝から覚める夕方5時くらい。夕ご飯を食べる前に甘えたい気分になることが多いようです。私も仕事の区切りをつけられ、お互いにとってベストタイミングといえるでしょう。
■「猫吸い」は猫と人との信頼関係が大切
この記事では、猫吸いについてのポイントとコツを解説しました。これから猫を飼うまたは既に飼っているという方は、ぜひ信頼関係を築きながら猫吸いを堪能してください。
お互いにとって至福を味わえるコミュニケーションとして試してみてくださいね!
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