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広告事例を集めてメモするnote (2022/06/12)

1日1つ色々な業界の広告事例を集めてメモをしていきます。
それぞれ妄想を交えつつ、自分なりに事例を分解もしていきます。

時間かけずにほいほい集めているのでその点あしからずで。

広告事例①:ナイジェリアの金融機関の広告

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■何の広告か?
アフリカの投資銀行United Capitalが母の日を迎えたナイジェリアで、母のさまざまな教えに対する感謝をトロフィーの形で表現したプリント広告。
すべてのビジュアルには「わたしたちのいまの姿を作り上げてくれた、すべての超人(母親)たちを称賛します」と記載。

■広告・表現のポイントは?
母親から自分へのさまざまな助言や教えをトロフィーという象徴的なもので表現。多くの人が共通して経験してきた「口うるさいけど今の自分を形作っている母からの助言」への感謝を代わりに表現している。

■アイデアの起点は(推測)?
母の日という接点とその特徴である母親への感謝を何か象徴物(トロフィー)と合わせて訴求。母の凄さ、偉大さを示す。

■顧客インサイトの推察
思っているけど口に出せないことの代弁に対して、興味を抱く。
直接的なプロモーションではなく、母の日と母親への感謝の感情に合わせたブランディング広告だと感じた。

広告事例②:「シャウエッセン 断髪式」

■何の広告か?
日本ハム「シャウエッセン」のパッケージ変更のPR広告
従来の巾着型のパッケージを廃止し、プラスチックの使用量を28%カットした新包装に変更した際の広告。

■広告・表現のポイントは?
旧パッケージのテープが巻かれた扇形の部分を「まげ」と見立てて、相撲業界で行われる「断髪式」をプロモーションに取り込んだ。

■アイデアの起点は(推測)?
連想ゲームで「パッケージ」→「まげ」→「何かまげと関連したプロモーションができないか」→「武士、相撲、、、」⇨「断髪式」

■顧客インサイトの推察
「シャウ、断髪」というつい興味を惹く広告コピーに反応して、中身を見るとパッケージ変更やエコな取り組みをしているんだと心にLOVEが生まれるような広告。取り組み自体が心温まるものだからこそ、コピーとの対比が際立つ。

広告事例③:「早慶戦 対決ポスター」

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■何の広告か?
六大学野球の「早慶戦」の広告
昔から続く慶應と早稲田のバチバチな対決構造を広告に表現。

■広告・表現のポイントは?
野球部だけでなく応援団やチアリーダーなどがお互いを煽りながらも闘志を表している。

■アイデアの起点は(推測)?
名前の論争をはじめとして(「早慶戦」か「慶早戦」か)、昔から続く早稲田と慶應の戦いをよりバチバチに表した。
背景に学生間やOB間で早慶戦への関心が薄くなってきているという理由もありそう。

■顧客インサイトの推察
少なからず持っている母校精神を刺激し、改め早慶戦や大学野球に目を向けるきっかけとなる広告。
「早稲田、慶應に負けたくない」という想いを思い出させる広告。

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   関西でもお笑い芸人を巻き込みつつ対立構造の広告ポスターが。

広告事例④:「“ドアラのカタキをうって”シリーズ」

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■何の広告か?
プロ野球開幕に向けた中日ドラゴンズの新聞広告

■広告・表現のポイントは?
去年最下位だったことを踏まえた「ドアラのカタキをうって」という皮肉まじりの広告。優勝を掲げるには去年の正式よりリアリティがないからこそ、段階を踏んだ「カタキをうつ」という表現。

■アイデアの起点は(推測)?
広告キャラクターの存在を使って真面目ではない広告を打とう。

■顧客インサイトの推察
去年の「カタキをうつ」という表現は「優勝」を掲げるよりもリアリティがあり、ファンにも今年も注目して応援しようという想いを抱かせるように感じた。

広告事例⑤:「ディス(り)カバリー青森」

■何の広告か?
青森県の観光PR動画

■広告・表現のポイントは?
滑舌に難があるお笑い芸人諸見里と津軽弁や南部弁を話す青森県民と“超聞き取りにくいラップバトル”を繰り広げるPR動画。
耳だけで聞くと何言っているかわからないため、テロップを見たりついつい中身を真剣に聞いちゃう。気がついた今まで知らなかった青森の魅力を理解しているという動画になっている。

■アイデアの起点は(推測)?
全国的に”聞き取りにくい方言”として知られている青森の方言を生かしたPRができないか。歌詞を聞き取れないことのあるラップという音楽ジャンルや同じく聞き取れにくいタレントを使うことで、その特徴を倍々に洗練させた。

■法則名をつけるとしたら?
突き詰めの法則

■顧客インサイトの推察
どちらのラップも聞き取れなすぎてついつい見てしまう。
見終わったら意外と青森ってこういう素敵なところがあるんだと知っちゃう。

広告事例⑥:「ほろよい飲んでなにしよう?」

■何の広告か?
サントリーホールディングスのほろ酔い商材のCM広告
第59回ギャラクシー賞 CM部門の大賞に選ばれた。

■広告・表現のポイントは?
コロナ禍で変わったアルコールとの付き合い方、
家飲みにたゆたうほろよい感をアニメと実写とBGMで心地よく表現。
コロナによって変化した感覚を「自分時間を楽しむお酒」というコンセプトに。

同商品のファンである若い世代から50代まで、それぞれが、
「自分のための曲」だと感じてもらえるように、若いファンが好む楽曲と高い年齢層のファンが好む楽曲をマッシュアップ

■アイデアの起点は(推測)?
商材×社会情勢でほろよいの今の時代での在り方、コミュニケーションの在り方を突き詰めていったのだと思った。

■顧客インサイトの推察
マッシュアップした曲の30分耐久動画があったり、アニメーションや実写ともに世界観に引き込まれるものがあったり、「自分時間を楽しむお酒」というコンセプトを十二分に表現できていると思った。

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