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千里の道も一歩から

このところ、我が人類の一挙手一投足に対する環境への影響が気になって仕方がない。

いや、本当に。

前から気にはなっていたものの、家に籠る時間が出来たことで、また、実家に長くいることになったことで、調査欲に火がついた。

片田舎の一つ屋根の下で祖父母と暮らし始めて早3ヶ月。

スマホを持たない世代の情報源といったら、専らテレビ>地元紙>ラジオ。

そして、時々の本や雑誌(これは少し世界を広げることに役立っている)

側から見てて思うけど、情報の偏りは著しい。

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環境配慮の面からしても、物申したい点は多い。

サランラップの使用は無法地帯だし、買い物に行けばレジ袋をぶら下げて帰ってきて、スーパーでもらう割り箸も大好きだ。

プラスチックストローの束を買ってきたときは、失神するかと思った。

メディアには、健康に良い食べ物ではなくて、サステナビリティーについての特集を組んで老人の心を掴んでほしいと思った。

確かに国や大企業の政策・経済活動が与えるインパクトって大きいけれど、その枠の中で蠢く人々は、一個人であり一家庭に属している。

その一般家庭の日常生活における行動習慣を目の当たりにして、環境配慮に関する情報の浸透率の低さも相当なものだなと実感する。

スーパーに化学物質の入った日用品のみが取り揃えられ、カフェやレストランの食品提供がプラスチック容器のみによるものだったら、消費者としてはそれを選ぶ以外術がないし、

はたまた、レジ袋が有料で、キットカットの包装が紙になっているから、プラスチックの使用量を抑えることができる。

だからシステムを作っている側の選択と行為ってとても重要

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一方で、システムの中で暮らす各家庭が毎日便利という理由で違和感なく行っている行為にも負の影響力は大いにある。

たった1人の1回も、みんなですれば1.25億人分になるのだから。

洗濯、シャワー、歯磨き、ヘアカラー、運転、エアコン、家電製品の過剰使用

対象は枚挙にいとまがないが、国民、ひいては全人類が意識的に環境に配慮した行動をとることが急務だと思う。

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コロナウィルスで多くの人が命の不安を感じているけれど、自身の日々の生活習慣もまた、直接的であれ、間接的であれ、遠いはずだった人生の終わりを手元に手繰り寄る原因となっていることも知ってほしい。

環境に与えるミクロな影響を考えはじめたら、緊急性と妙な使命感に駆り立てられた。

より多くの人に知ってほしい、気付いてほしい。

だから、まだまだ無知なわたしだけど、知っていること、知ったことを伝えたい。

そして、どうかあなたの祖父母にも伝えてほしい。

なんだか、相対する調査欲と有限な時間の狭間で気が休まらないし、

そこまで気にしていなかった睡眠の質も、いきなり大切になってきた。

皮肉にもライフスタイルにおいては、人生がより豊かになったようだ。

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