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哀しきほど優しい君


優しさは、
時に憂いを帯びている。


それは諦めに近い優しさに
感じてしまうから。


私のまわりには多い気がする。


いつもあなたは優しいから、



あなたの優しさが


有り難きことだと
気づいてくれることもまた少なくなる。


それでも優しいのは、
何故ですか。



一人ひとりに聞いてみたくなる。


優しいのだけが取り柄だよね。


そんな素晴らしいこと、

それ以上に素晴らしいことなど
この世にはないかもしれないのに、

欠けてる月のように、

三日月でも、
満月でもない

月ように言うのでしょうか。


優しさが
諦めの優しさに

変わる前に


ありがとう


と伝えてほしい。


欠けてもいてもいい、

いや欠けているけれど、
三日月でも新月でもない君のこと、


本当に好き。


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