2024春ドラマ視聴記録+映画感想

もう新月9もスタートしてしまってる！今回なんか間隔短かくない？気のせい？

今期(というかもう前期)はゴールデンウィークを挟んで、休日を忙しく過ごしているうちに1週飛んでしまったものも多く(1話でも見逃すと見ないタイプ、全話しっかり見たいタイプ)、あと途中でうーん？となってやめてしまったのも多々。結果完走したのは3本でした。

見終わった順、ネタバレありだよ。

アンチヒーロー

1話完結でいろんな事件を取り上げ、その裏で本ストーリーが少しずつ動く、っていうのは弁護士や刑事など事件ものドラマには多いと思うんだけど、これはいろんな事件そのものが全て本ストーリーに繋がっているっていうのが、新鮮で見応えがあってとてもおもしろかった。
白木と緑川、信じていたよ！ありがとう！の気持ちで最終話見ました。
ただ、白木が事務所に入った理由が濁されたままで回収されていないのが気になる。あと、青山さんいつもニコニコしていて不思議でもしや黒幕かと思いきやそんなこともなかった。こういう？をもしサイドストーリーとかでやるならそれはやめて欲しい、ちゃんの本編で全て完結させるべき。もしかして続編の匂わせ…？
一番好きなシーンは、明墨が伊達原に嫌味で貰った花束を自分の部屋に持っていき方がめちゃくちゃにカッコよかったところです。怒り心頭なはずなのに、取り乱して投げたりぐちゃぐちゃにしたりせず、あくまで冷静に行動するのが明墨らしくて最高だったな。長谷川博己のめちゃくちゃハキハキと声を張る演技、好きだな。

ナインボーダー

これに関してはあんまり感想はない…。出演者が良かったから見てた以上のものはない。唯一、むつ姉の離婚回だけ少し泣けて、でっかい2人のパネルが実家に運び込まれるシーンは笑った、さすが元夫が写真家なだけある。木南さんはどんどん良くなるね。
とりあえずドラマの本数減らしすぎるとつまらないので、お気楽に見てた感じ。

アンメット

今期これがすごすぎて、他のドラマが霞んでしまったのはあるよね。漫画原作なのもあって、辻褄合わせのためか、脚本的に早足なとこもあったけど、全て演技でカバーされてた。静かな演技をあんなに上手にできるってすごい、ちゃんと面白い笑えるシーンもあるし。
杉咲花ちゃん本当に上手過ぎてびっくりしたし、若葉竜也くん今までどこに居たの？と思ったら民放ドラマには出ない主義だったんだね…。この2人の演技、この先のドラマのハードルめちゃくちゃに上げてしまったんじゃない？最終回、ずっと涙目だったし、集中しすぎて息が上手くできずに見てた。
三瓶先生のさ、ミヤビちゃんが喋る時に、すごく頷くのが好きだった。ミヤビちゃんの話の句読点ごとに、うん、うんうん、うんうんうんって、ミヤビちゃんのゆっくり話す次の言葉を心から待ってる、ミヤビちゃんの言葉たちを心で受け止めている、って感じがもう…。
星前先生もめちゃくちゃ良かったよね、自分の親のことパパママって呼んでるのとか、主役2人がじゃれてるのをドアのとこからニコニコ眺めて邪魔を入れさせないようにするのとか、何かある度に感情が込み上げて涙目になりながらも堪えてテキパキ行動するのとか。初回でこの人は悪役か？と思ったけどもう全然トップオブいい奴だった。みんなみんなミヤビちゃんが大好きで最高だった。
終わり方もいい。ハッピーエンドって感じの後日談とかなくて、あのセリフとあの表情と2人だけのカットで終わるのが良すぎる。毎話見終わった後に何度も溜息が出る、余韻を残しまくってくれるドラマ。なかなかないよね。当初見る候補に入ってなかったんだけど、見て本当に良かった。

クールの合間に久しぶりに映画も見たのでついでに感想記録。

花束みたいな恋をした

坂元裕二脚本映画。ずっと気になってたけど、すごく賛否分かれるとらしいと知り、わたしは素直に見れるだろうかとなかなか気が進まなかったけど、それも含めてやっぱり気になるのでようやく見た。結果、賛の気持ちも否の気持ちもわかるだったけど、見て良かった映画だった。
2人で楽しんで暮らす様子がとても良かった。ベランダでごはんやお酒を楽しんだり、一冊の漫画を2人で泣きながら読んだり、駅から徒歩30分の道を待ち合わせをしてコーヒーを買って飲みながら喋りながら帰ったり。そういう、日常を楽しむシーンが彩度高くてとても好き。でもパン屋さんで花束抱えるのは良くないねって気になった。(どうでもいい感想)
趣味が合いすぎると、どちらかが趣味じゃなくなってしまった時、熱量の違いがわかりやすくて、そこの温度差から愛情の温度差に響いてしまうのかなぁ。
思ってたのと違うプロポーズの前後、普段通りの自分達に戻そうとする絹ちゃんの優しさと強さ、ずっと2人で一緒にいたくて変わってしまった麦くんの優しさと強さ。別れ話で、別れなくてもいいじゃんと泣いてしまう麦くんの愛、ダメだよ繰り返すよと別れに導く絹ちゃんの愛。愛がね、もう同じ方向ではなかったんだよね。
最後は明るく終わるのが良かった。大好きな人との別れの後も人生は続いていくからね。楽しかったなぁって明るく生きていくしかないからね。
個人的に初対面でお揃いだったジャックパーセルの黒ラインの靴、わたしも夫と付き合っている時にお揃いで履いていたのでうふふとなった。完全に個人的に。

映画の約2時間に収められた濃くて深いストーリーもやっぱりいいな。ドラマだけじゃなく映画もちょこちょこ見ていきたいな。アマプラユーザーです、オススメあったら教えてね。