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この世に溢れる前向きな言葉

最近僕は自分の性格や内面について考えることが多いんですけど、その中でネットの記事だったり、noteだったり性格診断だったり、色々なものを読んでいると思います。ちなみにまだ本はあんまり読めていません。何かオススメのものがあれば教えては欲しいんですけど。

話を始める前に、僕がなぜ本を読めていないかを説明しますね。
ネットの話であれば、大体はお金を払う必要はないので、これは違うなって思った時はは一つページを戻ればいいんです。カレーの作り方知りたいのに、これカレーの歴史じゃん、みたいな。
でも本はどんなに気に入らない、相容れない内容でもお金という対価が発生してしまいます。金払ってカレーの歴史読むやつになってしまうのです。
でも、本という体系が嫌ってわけではないですよ。むしろ自分の考えを発信して、それをお金という報酬にまで変えているのだからそれは尊敬すべきことです。もっとも、 本を書く側の人はお金稼ぎのために書いているわけではないと思いますけど。
要するに、まだ僕が本を買う勇気が出てないってだけの話です。ひよってるのです。このザマじゃ東京卍會
には入れそうもないです。

話を本題に戻します。僕が自己内面の考察にハマったきっかけは性格診断でした。MBTIっていう16個の性格に分けられるやつです。かくいう僕はINFPという結果だったわけですが、僕の場合診断がめちゃくちゃ当たっていて、あー、言葉にすると自分はこういう考え方をしてたんだなー、とか、その性格あるあるを読んで共感したりしていました。そこまではいいんです。
僕の中で引っかかってくるのは大体その先でした。
一番初めの性格診断なんかはそのタイプの性格の特徴だけを解説する形式だったのですが、その他個人でやっているブログだったりは段々と、こんな性格を変えるためには!というような方向に持っていってしまうのです。
まぁ僕の当てはまるINFPというタイプが落ち込みやすかったり、周囲に溶け込みずらい性格だからこそ、そのような記事が多いとも言えるんですけど。調べた人にはわかると思いますが検索予測ではスペースの後に、社会不適合とか生きづらいとか出てくるくらいです。ひどいや。
もちろんその言葉に感銘を受ける人も多くいるでしょう。ただ、僕にとってはそうではないという話なのです。
ようやくタイトルの所まで持ってこれましたが、この世には前向きな言葉で溢れています。
それこそ上で挙げた、こんな性格を変えるためには!というものが正にそれです。俺はただ客観的な推察や知見が知りたいのに!ミニマリストになりましょうだ?一生ならんわ!(これでもし普通になってたら笑ってください)
僕はあなたの考え方が知りたいだけであって、あなたに救いを求めているわけではない。ということです。自分がどんなことに悩んでいるかは自分が知っているし、一般的な見解と、他の人がどう思っているかを知りたいだけで、そこからどう悩んでいくかは俺に勝手に考えさせてくれ。ってわけです。もちろん、記事を書いている人たちが善意で言ってくれてることも分かっているよ。ただ自分的にニュートラルに考えたいってだけなのです。
えらいワガママだな、じゃあそんな記事見るなよってお思いになるでしょう。その通りで申し訳ありませんが、そう思ったら無料で戻れる所がインターネットの良い点です。

これと同じ方向性で僕が苦手なものがあります。
それはポジティブという考え方です。別に他の人がポジティブであることやポジティブに考えようとすることは別に構わないです。むしろ、すごいなーって思います。
僕は幼い頃からずいぶんとネガティブだったと思います。でも一度もポジティブになろうって思ったり、なりたいって思ったこともないです。なんだかネガティブであることの方が生来気が楽なのです。ポジティブであると、前向きで頑張ろう、物事をもっと良くしていこう、明日はきっといい事があるぞって考える(もしくは考えようとしている)と思うんですが、生きてていい事なんてそうそう起こりません。基本辛いです。生きてて何かいい事があると考えまくって、なんも無いという肩透かしを食らうよりかは、たまーにいい事が起こって、あ、ラッキーくらいの方がまだ気が休まるってもんです。
なので、辛いことがあった時に、ああダメダメ、前向きに考えよっ。っていうシンキングがめっちゃ苦手です。前向きに考えようと思った瞬間にその辛さが無くなるのならポジティブになる甲斐があるってもんでしょうが、実際は辛いという現実はどこにも行ってくれません。ポジティブであろうという考え方はマイナス方向の出来事を無視しているような気がしてならないのです。ないがしろにしているっていうか。
なのでもちろん人生の為になる言葉、とか自己啓発本なんかも好きじゃないです。あくまで参考にしたい程度です。でも読んでると明るい光に照らされて段々と暗い気持ちになってきます。
僕がこれだけポジティブ思考が嫌いなのは、親がいつでもポジティブであろうとしていた事、自分にもそうするように言ってきたことも影響していると思います。ネガティブなことを言うとよく怒られたものです。まぁ自分の子供が悲観的な事ばっか言ってたら嫌な気持ちになるのもわかります。申し訳ない。

だとしても僕がこれからもネガティブでいることには変わりはないと思います。辛いことの昇華もできなくて、なんの役にも立ちはしないんですが、こういう考え方の人もいるんだなーくらいに捉えて頂ければ幸いです。

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