見出し画像

ライブを観に行くこと

先々月10月6日に鶴フェスが終わってから、
がいないほかのアーティストさんのライブへ
今日までで2度足を運んだ。
私にとっては、とても久しぶりのライブだった。

先日11/25をもって鶴のスタッフになって1年が経った。
47都道県大会の熊本公演から早1年。

一体何度現場へ足を運んだのだろう。
47都道県大会後半(九州ツアー)から
鶴フェス当日までの工程もあったので、
現場の仕事から日常の裏方仕事もあらゆる経験させてもらった。

スタッフとしてできることや、行く場所が明らかに増えた中で、
圧倒的に減ったことは
ライブハウスにお客さんとしてライブを観に行くことだった。


気づけばライブハウスには鶴の現場でしか行っておらず、
でもそれは仕事だから「ライブを観る」こととも違う。
元を辿れば、鶴が好きで鶴だけを観にライブハウスに行っていた私は、
スタッフになってからは、当然のようにライブハウスへライブを観に行くことがなくなった。


ファンでいたとき。


鶴だらけの日常の中に、ほかのアーティストさんを混ぜることが怖いと思う時期があった。

音楽のみならず、ひとつひとつに向き合う性質の強い私は、ほかに気が向いて、自分の中を占める鶴の比率が下がって、どんどん彼らへの愛が薄まってしまうような不安があった。

鶴を薄めたくはなくて、
ちゃんとずっと全力で鶴を好きでいたかったのだ。


あの頃からもう何年も経つが
長く育まれた私に宿る鶴への愛は、
いまや薄まることもなければ、消える気配は全くない。
しっかりと染みついた。

ファンからスタッフという形で向き合うことになり、関わり方は当たり前に変わったけれど、鶴への印象は変わらない。私がファンとして受け取ってきたたくさんの幸せの分、鶴のみんなにもいっしょに幸せになってほしいという気持ちでいる。そのためには何ができるのか、私にできることを模索しては行う毎日。

そこにある愛は"家族"という形にも似ているように思ったけれどまた違う。

なんだろう、これこそ"SOULMATE"というものだろうか。


1年向かい続けてきた鶴フェスも終わり、
やっとお店の仕事とSMRでの仕事をどちらもすることに身体が馴染んできた気がする、と、同時に、やっと自分の中に、ほんの少しの余裕を感じられるようになると、

"ほかのアーティストさんのライブを観に行きたい"
と思うようになった。


純粋に音楽をライブハウスを味わいたい、楽しみたい。

アーティストさんのライブを
お客さま目線でフロアで観たい。

今なら、あらゆる視点から吸収できることがあるはずだし、
鶴現場でご挨拶したことがある方へは、改めてご挨拶もしたい。
それは現場経験も音楽知識も足りない私が、
福岡に住んでできることの1つだとも思っている。

100%お客さん視点で過ごすことはもうきっと無理だろうから、
言い変えれば結局どれもスタッフとしての勉強のためでもある。


鶴スタッフ2年目はどうしていこうか、
これはここ最近、ずっと頭を巡る私の課題。

いま考えるうちの一つに、
「ほかアーティストさんのライブをたくさん観る」というものがある。
これを必ず組み込んでいく(鶴現場を減らすわけではない)。


先日行ったライブのひとつは
リアクション ザ ブッタ

画像1



彼らも同じく埼玉出身の3ピースバンド※で、
鶴とはいわゆる同郷の後輩。
何度も対バンをする仲でもあり、先日の鶴フェスにも出演していただいた。

音源やMVを観て、その音楽を好きになることももちろんあるけれど、
そこを窓口に、ライブで実際に目で観て、生音を耳で聴き、振動や熱量を体で感じて心に刺さる。その音楽をさらに好きになる。
それがライブの大きな価値のひとつだと思う。

その経験を久しぶりに体感して、
それはとてもとても久しぶりの感覚で、ひとり喜んでいた。

終えてから数日経っても一度心に刺さると
同じ楽曲を何度も何度も聴く私の性質。


いままでこうやってきたし、これからもきっとこうなんだろうなと思う。



※3ピースバンド…3人組で構成されるバンドのこと。
例えばリアクション ザ ブッタは以下の構成。
・ボーカル&ベース(佐々木直人さん)
・ギター(木田健太郎さん)
・ドラム(大野宏二朗さん)



ぜひ、サポートをよろしくお願いします◎ いただいたサポートは、noteを書くお供のコーヒーとチョコレートにおいしく代えさせていただきます。