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今年のノヴェッロ一本目

オレンジワインのマガジンですが、毎年一応押さえているイタリア版ヴォジョレー・ヌーヴォ、ノヴェッロをいただきました。

ファルネーゼは大量生産系のワイナリーですが、どのワインもハズレがなく、よく買っています。ノヴェッロもここのところ5年は飲んでいます。

ファルネーゼは、イタリアワインの評価本「ルカ マローニ ベストワイン年鑑」で、これまでに9回、最優秀生産者に選出されています。

インポーターの稲葉さんの説明だと

アブルッツォのアドリア海側に位置するオルトナとサン サルヴォの畑で栽培されます。畑は南東向き、土壌は粘土石灰質、葡萄の仕立ては伝統的なペルゴラです。ヴェッロは、アブルッツォのロゼートのワイナリーで造られています。温度を30度にコントロールしながら30日間、カルボニック マセラシオンを行います。その後、葡萄を破砕し、4日間という非常に短期間の発酵を行います。
サラミや若くてスパイシーなチーズなどに非常に良く合います。また、キノコを使ったシンプルな料理や、甘酸っぱいソースを使った軽めのお肉料理にも良く合います。イタリアでは伝統的に栗とノヴェッロを合わせます。

ノヴェッロ特有の味も香りもヨーグルト飲料のような発酵の感じ。

私はフェンネルとサバ缶、レーズン、松の実を炒めたシチリアのベカフィーコを崩したような料理とチーズでいただきました。

ちなみに、イタリア野菜を生産している農家さんがいて、そこから有機のイタリア野菜を直売してます。完全なD2Cですね。

野菜BOXで売っていて、何が入ってくるかはお楽しみという感じで、毎回面白い野菜が入ってくるので段ボールを開ける時ウキウキです。

コロナで飲食店が閉まっていて、個人にも売ることを始めたようですが、手間は掛かりますが販路は広がったのかもしれませよね。
卸など仲介料も取られないから、すごく良い形だなと思っています。

仲介がいないので、信用で成り立っていると思いますが、その信用のリスクを取ったことでビジネスが広がったのだと思います。

また別の記事で書こうと思っていますが、Paidyの杉江CEOが先日のウェビナーで話していたことと通じるなと思いました。リスクがあるから誰も手を出さなかったところにチャンスがあった、と。

ビジネスの話はこれくらいで。

最後に、ヌーヴォもノヴェッロも地元のフランス人やイタリア人はほとんど騒がないし飲まないそうです。と知りながら、私は毎年買ってしまうのです。

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