20代後半・Sさん（男性）の場合

はじめまして。

文章を書くのはあまり得意ではないのですが今回お世話になったみほさんの独立に伴い僕の経験がお役に立てるとの事でキーボードを叩いています。

僕の両親は早くに離婚し父に引き取られた僕は仕事仕事の父に代わり父方の祖父母に育てられました。

大学の頃に父が病気で他界。

親である祖父母を残しての他界は早すぎる死だったと今でも思います。

その後大学を卒業し就職、結婚、子宝にも恵まれと順調に人生を歩んできたと思います。

祖父が倒れるまでは‥

祖父が脳卒中で倒れ半身不随に。下半身の自由が効かなくなった祖父。

更に病気が原因で認知症にも発展。

祖母と同居でしたが体格の小さい祖母では祖父の介護は難しいだろうと。

病院から退院となったら今後の生活は一体どうすればと僕は途方に暮れました。

同じ県内に住んでいたものの僕は雇われの身。

小さい子供もおり家庭の金銭状況はギリギリで嫁にも僕が帰宅してから夜、週２程度ファミレスのパートに出てもらいその間、子供は僕が見る。という生活を送っていました。

甲斐性なしの僕にパートに出るのは気晴らしになると笑う嫁にこれ以上負担をかけたくない思いでいっぱいになり、かと言って育ててくれた祖父母を放っておくことも出来ない。自分達の生活がどう変わるのか？金銭的には一体どれくらい負担になるのか？

お恥ずかしながらどうすればいいのか全く分からなかったのです。

そんな折、祖父の入院先の病院でみほさんと知り合いました。

それまで僕は介護という物には莫大なお金がかかると思っていました。

介護=老人ホームという認識しかもっておらず老人ホームというものはとてもお金がかかる施設だと思っていたのです。

そんな僕にみほさんは祖父は半身不随なので介護認定を受けて保険や支援が受けれることを教えてくれました。

介護=老人ホームではなく必要な時間に家に来てくれるサービスがあるということなども分かりやすく教えてくれました。

まず要介護認定を受けるために必要な事を教えてもらい僕や祖父母の要望にあったスケジュールを組んでもらいました。

祖父も祖母も出来るだけ今の家で一緒に暮らしたいと。

僕もできる限りで訪問するが仕事のある平日は難しい事など他にも金銭的な事も細かく相談させて貰いました。

金銭的にも体力的にも何より精神的にもかなり助けられました。

僕の場合は祖父の入院という事がありそこで正直初めてケアマネジャーという仕事を知り、介護という事に認定があり更にレベルがあってそれに応じて保険や支援が受けれることを初めて知りました。

キッカケがなく知らずに僕のような認識で放ってしまっている人もいるかもしれません。

放っておかずに相談してみて下さい。

本当にありがとうございました。

独立おめでとうございます。僕のような無知な人間も世の中にはいます。知識があっても頼れない人もいるかもしれません。

そんな人達の味方でいて僕のような人を助けてあげてください。

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Sさん、苦手な文章ありがとうございました。

Sさんは私が病院勤務になって初めの頃のご家族様でした。

Sさんはまだお若くお子さんが産まれたばかりの最中、一家の大黒柱として、また育てて下さったお祖父様お祖母様のためにと全力で取り組んでいらっしゃいました。

Sさんの様に何も知らない状況の中、介護は突然やってきます。

Sさんの場合は入院からの退院のタイミングての紹介でしたが入院していなくても介護者様に掛かりつけの病院がある場合、主治医の先生に相談なさってみて下さい。

認知症の場合、当のご本人は気付かないでいらっしゃるパターンも多いものです。

またかかりつけの病院がない場合でもお住まいの市町村に必ず相談窓口がございます。

一人で抱え込まずに相談窓口へどうぞご相談下さい。

一人でも多くの方が楽に暮らせますよう。