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信頼関係を構築するために大切なこと

信頼関係を構築するために大切なことってなんだろう。
社会人になってからずっと考えてきたテーマです。

今日はこれまでのことを振り返りながら私なりの考えをまとめます。

バリューを発揮するポイントを決める

新卒で入社したのは、JACRecruitmentという転職エージェントでした。
入社2年目にキャリアコンサルタントに異動になった時とても不安でした。  

「転職したことがなく、社会人経験もまだ1年しかない私が、社会人の先輩であるご登録者の転職サポートなんてできるのだろうか」
「信頼してもらえるのだろうか」

「この人に任せてみよう」と思ってもらうために どうあるべきか?
について徹底的に考えました。

「ご登録者が経験したきたこと(職業)について私は素人だから教えてもらおう。わたしは転職活動のプロとして役割を果たせばいいんだ!」
と思えた時にやるべきことが見えたような気がします。

転職活動において大切なこと=ゴール設定
それから、到達したいゴールと現実の乖離を知って、ゴールにつながる糸を「今(や過去)」から探しだして何本も何本も繋げてくこと。

これを実現するためには、「今(や過去)」をいろんな角度から見ないといけません。知ったかぶりをしてしまっては、転職活動のプロとしての責任を果たせないのです。

なので、面談の最初にこう伝えていました。
「私は●●さんのされてきた事については未経験の素人です。でも、転職活動のプロとして、より良いゴールを一緒に目指したいと考えています。そのために色々お聞きしますが教えてください」

相手の方がプロなのに、その領域で無理に信頼を得ようと頑張ることは得策ではありません。
お互いゴールは同じなのであれば、ゴールに向かって自分がどういう立ち位置でバリューを発揮すべきかを考えるのです。

このスタンスで毎日何人ものご登録者から話を伺ううちに、
「もしかして以前この仕事されてました?」とご登録者に聞かれることが増えてきました。
変にコンサルタントを気取っていたら到達できなかっただろうと思います。


その次にぶち当たったのがチームマネジメントです。  

社会人3年目に、30人3チームを任されました。
チームメンバーは、私が入社した時の教育担当や一回り以上歳の離れたベテランばかりで、私は社会人歴も年齢もチームで一番下でした。

マネージャーに就任してすぐメンバーと1on1をした時、メンバーの反応は冷ややかでした(そりゃ、そうですよね…)

社会人としては、メンバーの方が先輩だから教えてもらおう
私は、結果を出すために必要なことにフォーカスしよう と決めました。

人材紹介業のマネージャーとして結果を出すために必要なことは、
「適切なタイミング」で「正しい」情報が集まってくることです。
これさえ実現すれば、必ずチームをゴールに導けると信じていました。

「この先に何が起こるか。そのため今何をすべきか」
を予測して仮説を立てた上で、
結果に近いアクションを決断するために必要だからです。  

でも待ってても何もかわりません。
そこで、メンバー全員の案件を暗記(登録者名、経歴サマリ、応募企業名など)し、毎日メンバーに話しかけたのです。  

「●●さん、最終選考進んだんですね!第一志望だからよかったですね」
「○○さん、残念でしたね。理由はなんだったんです?」

「自分の担当登録者の細部まで暗記して、選考が進んでいることを一緒に喜んでくれる」となると、「当事者」になります。
一緒にゴールを目指す仲間です。

これを徹底することで、
意思決定に必要な情報が、適切なタイミングでスムーズに入ってくるようになり、最終的には支店で一番大きな結果を残すこととができました。

「俺たちが支えるから、安心して上に立ってろ」
と言ってくれた先輩メンバーの皆さんに心の底から感謝しています。

誰だって完璧じゃありません。
上に立つ人間だってできないことはあります。
私は今キャスターのRPO事業部責任者をやらせてもらっていますが、
私より優れた人たちがたくさんいます。  

大切なのは ゴールを正しく共有して、ゴールに到達するために誰がどんな役割を果たすのがベストか?を考えること。

足りないところは補う努力をしながら、みんなでゴールを目指せたらいいなーと思ってます。

新年度になって新しい役割に悩んでいる人の気持ちが少しでも軽くなればいいなという気持ちで書きました!
次回は採用について書く予定です💡

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