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悲しいほどに経営と現場はすれちがってる 〜すれ違いにはパターンがある

こんにちは! ユアパトの森数美保(もりかずみほ)です。
強い事業と組織をつくるユアパト選択できる自分になる伴走型コーチプログラムキャリパトを運営しています。

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早いもので事業開始してから1ヶ月が経ちました。ありがたいことに、SNSやリファラル経由で弊社を知ってくださった会社さんとのお取組みが複数スタートしてます。

今進行しているプロジェクトはこんな感じ!
💪 MVVを浸透させたい
💪 チームが一段つよくなる為に行動指針をアップデートしたい
💪 人事制度をつくりたい、改定したい
💪 事業の提供価値を言語化したい
💪 採用を強化したい
💪 これから起こりうる組織課題を先回りして解決したい

創業まもないユアパトをパートナーに選んでもらえて嬉しい!
「事業課題を組織課題に紐付け、解決する」をやりながら、この先起こりそうな組織課題を予防するようなこともしています。


さて、今日のテーマについてです。

組織のご相談を日々うかがう中で、悩みはいくつかに集約されると改めて感じました。

経営者のこころの叫び

😞「言ってることとやってること違う」と社員が去っていく。言行不一致にならないよう気をつけているし、矛盾してないはずなのにどうしてだろう。

😞 今まで通りに話しているつもりなのに、以前のようには伝わらなくなってきた。細かく言わなくても、みんなよしなに動いてくれていたのに。

😞 ミドルマネジメント不足で採用したけど、うまくいかない。経験豊富な優秀人材を採用できたのに、どうしてだろう。

“認識ギャップに気づけていないことによる痛み” がとても多いんですよね。

こういうすれ違いは、誰も幸せになりません。問題が顕在化する前に必ず兆候はありまし、起こりやすいパターンは存在します。

一つずつみていきましょう。


「言ってることとやってること違う」と社員が去っていく

経営者からしたら、言ってることとやってることは一致している。だけど、社員からすると一致していない。
要因は複数あるのですが、わかりやすいのが「ミッション・ビジョンと日々の仕事とのギャップ」です。特にスタートアップにおいては、ミッションやビジョンに共感して入社を決める人が多いです。でも実際は、泥臭いことの積み重ね。ビジョンに到達するために必要なステップだけど、やってることが違う…と感じる人はいます。

① そもそも私たちは何のために存在し(ミッション)
② まずはどこに向かうのか(ビジョン)
③ そのために、今なにをするのか(コンセプト)

ミッションビジョンの定義は流派があるので、この場での定義を書いています

②は「どうなったら到達していると言えるのか?」が曖昧だったり、③の解像度が低いまま、もしくは言語化されていないケースがほとんどです。
だから、認識ギャップがおきちゃうんですよね。

今まで通りに話しているつもりなのに、以前のようには伝わらない

組織を拡大すると、どうしても多様化は進みます。それに、DAY1からその場にいる人と、あとから船に乗る人とでは圧倒的に情報量が違います。
つまり、前提が揃いにくい状況になっているわけです。なので、「今まで通り」だとダメなんですよね。前提を揃える努力をする必要があります。
抽象と具体をいったりきたりしながら、経営からのメッセージをつむがないと伝わらないし、行動は変わりません。

あと、これもあるあるなんですが、
以前から船に乗っている人(バスでも電車でもいいんだけど)は、徐々に蓄積されていく情報を体得して進んでいるので気づきませんが、あとから乗る人からすると情報が巻物のように膨れ上がってるわけです。巻物をいきなり手渡されて「ここに書いているから」じゃ、わからないですよね。
テキスト重視文化の会社ほど「書いてあるんでよろしく!」ってなりがちです。知りたいことがあった時に、アクセスしやすい状況になっているところまでがセット!

ミドルマネジメント不足で採用したけど、うまくいかない

外からマネージャーを採用した時に、うまくいかず短期で辞めてしまうということが起こります。「ミスマッチ」という一言で片付けられがちですが、実際には、「期待値のすり合わせができていない」「サポート体制(オンボーディング)がない」「カルチャーのインストール不足」「プレッシャーやハレーション」などが原因です。

詳しくはこちらに書いているので、よかったら読んでみてください。


経営も現場も、同じゴールを目指して船にのってるはずなんです。すくなくとも乗り込んだ時はそうです。なのにいつの間にか、バラバラになってしまう。双方が「こんなはずじゃなかった!」と思っているんですよね。

創業期や成長期の入り口だと、経営メンバーも現場に入っていることが多いので、リーダーが率先垂範している姿に感化され、みんなついていきます。経営も現場感をもっているので意思決定がおかしくなることはありません。

だんだん人数が増えて、見切れなくなってきた時に、この先に起こりうることを想定して手を打たず「組織拡大」に踏み切ると、埋められないギャップが生じます。

事業を伸ばすのも、組織や文化をつくるのも全て「人」です。
優秀な人を集めただけではチームになれません。それだと単なる集合体。
最初はそれでも、それぞれの持ち場で役割を果たせば事業は進んでいきます。数字としては順調に進むので、その先に起こることに気づきにくいのですが、個々人のパワープレイで進められるフェーズはすぐに終わりがきます。

チームとして遠くに行ける状態にするには、落とし穴になりそうなことに早めに気づいて対処すること。そして、"働く人にとってよい状態"と"会社にとってよい状態"がつながるようにメッセージをアラインさせていくことが大事です。

戦略決定は合理的に。だけど、戦術を実行に移すフェーズでは"感情"が大事です。ここも見落とされがち。

ユアパトでは、「人の行動が変容し、それにより事業や組織に良い影響をもたらすこと」にこだわっています。そのため、プロジェクトの最終日は「スピーチを完成させる」がゴールです。
たとえば、人事制度の説明会ひとつとっても、「社員に制度を理解してもらう」ことに重きを置いていては行動変容は起こりません。

  • この制度を通して何を実現したいのか

  • その先にある世界は、みんなにとってどんな未来なのか

  • 会社が掲げるゴールに近づいているのか

伝える - 伝わる - 行動が変わる
この「行動が変わる」に到達するまで、言葉を練り上げるのが大事です。



私自身、さまざまなフェーズで事業や組織に起こる壁にあたりながら進む中で、ミッション・ビジョンと現実のギャップを埋め、あらゆるメッセージをアラインさせていくことの重要性を痛感しました。言葉のインパクトは想像してるよりずっと大きいです。

「壁に当たることで成長できる」という考え方もあるかもしれませんが、私は、当たる必要のない壁に当たらず、前に進む方がよいと思っています。

成長期の企業にとって、組織は最大の資産であると同時に、直面する課題も最大。しかも変数が多いから難易度が高いんですよね。でも、組織に向き合わなければ事業成長はありません。

私たちユアパトは、組織のポテンシャルを最大限に引き出すパートナーとして、クライアントとチームになって日々泥んこになってます。

うちの会社だとどうするのがいいんだろう…とお考えの方は、ユアパトにご相談いただけたら嬉しいです!初回相談無料です。

XのDMを開放しているので、そちらにご連絡いただいても大丈夫です!


また、キャリアに特化したサービスも展開しています!

選択できる自分になる伴走型コーチプログラム キャリパト

キャリアを前に進める、伴走型コーチプログラムです。「こんなはずじゃなかった」を極限まで減らし、キャリアを能動的に選択し続ける自分になるために伴走します。


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