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"相手のいいところをみつけられる人になってね"

中学2年生。
身体も心も大きく変化する時期に
私の副担任だった先生からの
"最後の言葉"


彼女はあの頃きっと20代。
学校の中でも若い先生に分類されていた。
責任感があり、ムードメーカーで
みんなの人気者。
男女問わず、みんな好きだった。

その頃の私は、念願の学級委員長になれて
責任感がありすぎるが故に、日々空回り。
そんな中で、部活のキャプテンにも選ばれ
嬉しい反面、今思うと1人で突っ走ってた。
一匹狼ちゃんだよね。

そんな私を見守ってはくれているけど
先生らしくアドバイスをくれるわけではなく
背中で示してくれていたような気が
今更ながら気づく。

人気絶頂の中、彼女は学校から姿を消した。

"夢"のために。

後に聞いた話によれば、下着メーカーに再就職されたとのこと。

あの頃の私には
そんな彼女が眩しくて、かっこよくて
でも他の子みたいに甘えられない性格だったから
"先生すてき!"って伝えられなかったけど

最後彼女からもらった一言は忘れない。

"相手のいいところを沢山見つけられる、素敵な女性になるんやで"

一匹狼ちゃんだった私。
みんなより、少し頭がいい。
みんなより、少し運動ができる。

そんな些細なことだけのプライドで
自分を守ってた日々。

できない子への理解力も欠如してたし
優しさもなかったのかな。

だから、彼女は私にそんな言葉を残してくれたのかもしれない。

20年経っても
色褪せない言葉。

あなたにも、そんな言葉はありますか?

#大切にしている教え

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