ポンコツなのにできる人に見られる、という悩み
今日はそのつもりがないのにハードル高く思われちゃう、という話題がたまたま別々の人、別々の場所で出て、人の悩みってほんと空洞なんだなあって思ったんです。
そのつもりがないのにハードル高く思われちゃうっていうのは、別にお高くとまっているつもりもないし、知識をひけらかしたりしているわけでもない。むしろ自分としては自分のことをポンコツだと思っている、し、実際ぽんこつでありまくるのに、なぜか他人からは賢そうとか、きちんとしてそうとか、ちゃんとしないといけなそう、とか思われがちってこと。
だから、初心者向けの講座します、とかいっても「私なんかはまだ無理です」とか言われちゃう。使っている言葉がひょっとすると専門的だったりすることもあるかもだけれど、それだけじゃない。
逆に一見ぽわーんとしてとっつきやすそうに見える人だと、同じ講座だったとしても「私にもついていけるかも」って感じる。
ハードル高く思われちゃう系の人からすると、ぽわーん系の人のそのエネルギーがうらやましい。
でもぽわーん系の人は逆のことを課題に思っていたりする。言葉は悪いけれどバカっぽくみられて軽くあつかわれたり、専門家として信頼を得るのにハードルが高くなっちゃたりする。
ハードル高く思われちゃう系の人は、別になにもしなくても専門家として信頼されちゃったりするから、そこに苦労を感じない人が多い。
強みは弱点であり、弱点は強み。
打開方法は2つ。
1つはハードル高く思われちゃう系の人は、もうその思われちゃうことを利用する。だからマニアックだったり、多少専門知識のある層に向かってアプローチする。ぽわーん系の人は初心者とかアマチュアをターゲットにする。
これが効率的ではあるんだけれど、でもどうしても反対側をやりたいんだって思っちゃうときもあるわけで。
そういうときは2つめ
キャラの殻を破る。
だたしこれやるときは、中途半端にやるとイタイ感じになるから、やるなら突き抜ける。そしてやっていることを楽しむ。そして気恥ずかしかったり親に叱られそう、みたいな気持ちをとっぱらって自分をさらす。オープンにする。中のポンコツをさらす。
中のポンコツをさらせると、意外です、とか、可愛いとか、なぜか好きになってくれる人が増える。ギャップ萌えってやつ。
ぽわーんとした人がキリっとした場合も同じ。
どっちの自分も自由に行き来できるようになると、楽だし器も倍に広がるよねえ。
ハードル高く思われちゃう系の人は、自分がいかにポンコツかを知っているから迷惑かけないように、失敗しないように、チェックや準備なんかを綿密にしてたりする。だからそれが結果、ちゃんとしている行動に見える。
ぽわーん系の人は、自分に対してあんまり心配していないから、あんまり問題が起きないようにっていう意識が起きない。だから結果チェックや準備が緩かったり、他人が気づかないうちにフォローしてくれてたりする。だから結果、ぽわーんとしているように見える。こういう人はスイッチさえ入れば完璧主義に早変わりしたりもする。
ポンコツの自分も、自分のことに鈍い自分もどっちもさらしちゃえば、殻は破られる。殻っていうか、どっちも自分だから洋服着替えるようにスイッチして、どっちをしててもストレスなくいられる。
ポンコツとハードル高いが地続きになる。地続きの人はさわやかだし自由だし、話していて気持ちいい。
なので2の方がおすすめだけれど、2のほうが勇気がいる。
あなたならどうする?
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