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インナーチャイルドを超えるルーツの癒し

とても面白いセッションを受けました。

自分が今感じるなにかしらの生きづらさ、問題を家族との関係から読み解き、かかわる家族のメンバーの思いまでをリーディングして、エネルギーを癒していくという石村マティさんという方の「家族の座」というセッション。

一般的なインナーチャイルドの癒しとはちがって、扱う家族メンバーはたとえば父親との問題であれば、祖父母やさらにその両親などの影響も読み解いていきます。

「何を取り上げますか?」と聞かれ、わたしは直感で浮かんだのは父との関係。社会での生きづらさの原体験となった3歳の記憶が数週間前によみがえったときのことでした。

3歳という幼さではまだ言語能力が追い付かず、自分が何を感じているのか言葉にして訴えることができず立ち尽くしていました。今はその体験で感じていたのは絶望であったとわかります。

セッションでは、人形を選んで家族の役割をあてはめていきます。父親の人形はこれ、母親はそっち、と感覚ですべて選びます。

最初に選んだのは自分と両親と弟という4体。さらに、選んだ人形を盤の上で距離、向きを決めて配置していきます。

置かれた4体は全部がバラバラな方向を見ていました。

その人形にマティさんがふれて人形の代表している人間の気持ちをよんでいきます。不思議なことに、ZOOMの画面を見ているだけなのに、マティさんがふれるとその人形の気持ちが私の中にどっと流れ込んできます。

父がキーパーソンだったので、父自身の両親、つまり祖父母から父への影響を見るために、祖父母の人形も登場します。

さらには、祖父の父親や、祖母が祖父と結婚する前に死別した前の夫まで登場します。

会ったこともないし、祖母の前夫にいたっては私とは血のつながりもない人。でもその人が祖父に与えた影響が父へとつながり、その影響が私や弟という子どもにまで及んでいたのです。

しかも私にとって大きいつまりとなっていたのは、その祖母の前夫だったようで。その人の肩の荷がおりたとき、「美帆さん、今大きく開きましたね」と言われました。

登場人物一人ひとりの人形にふれるたびに、想像すらしなかった曾祖父や祖父の思いを知り、そして父の苦しさも知りました。

父との関係の癒しはさんざんこれまでもやってきていたので、大きく心が揺れることはなかったのですが、家族というか祖先たち、とくに男性の祖先たちのエネルギーが軽くなったのを感じました。

古い男尊女卑の考え方が根強い家系に生まれた女子として、女性であるというだけで存在しないかのように扱われ、自分は愛されない存在なんだと感じた子ども時代。

でもこうしてたどってみると、父や祖先の男性たちがそれぞれにかかえていた無価値感や重圧、寂しさ、無念さなどが次の世代に引き継がれていた結果でしかなかった。私たち家族を縛っていた鎖がすっと溶けたようでした。

人形の位置や向きは、対話がすすむことで変わっていきます。最後、父、祖父、曾祖父の3人が私の人形の後ろに縦にならんだ状態になりました。


一番右の4人が私を先頭にした男性祖先たち

男性の祖先たちから応援をもらえるようになりましたね、と言われ、そうか、今までこの人たちは私を応援したくなかったのではない。応援したかったけれどできなかったんだ、と悟りました。

インナーチャイルドの癒しでもないし、サイキックなエネルギーでただ一方的に癒すのでもない。でも心理学的な手法でもない。

そのすべてが融合され、さらにマティさんの能力に導かれ、パワフルだけれど静かで確かな自分の根っこが癒されるような、そんなセッションでした。主観的な思い込みが解かれるというよりは、もっと大きく客観的な視点から理解できることで自分や誰かを責める苦しさから解放されるのです。

こういうものにはじめて触れるかたはもちろん、スピリチュアルやカウンセリングをたくさん受けてきた人にこそおススメなセッションだと思います。

オンライン体験会があるそうなので、ピンときた方はぜひ。
5月27日20時からだそうです。

https://resast.jp/page/consecutive_events/27713

(紹介者の欄に栗宇美帆と書いていただくとスムースです)

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