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下鴨神社から出町柳かいわい〜加茂みたらし茶屋と出町ふたばで甘い寄りみち

下鴨神社へ、朔日参り。

縄文時代から続く糺(ただす)の森、歩くだけで心身があらわれる大好きな場所です。

上賀茂さんから色づきはじめ、下鴨さんの森でフィナーレを迎える京都の紅葉。

12月1日時点で色づきはじめだったので、まだしばらく楽しめそうです。


12月12日まで、境内各所でいけばなのインスタレーションも開催されています。


前回、下鴨神社を訪れたときの心のこりだった御手洗池の水みくじと、加茂みたらし茶屋訪問を成し遂げられたので、個人的に大満足でした。


下鴨は、みたらし団子発祥の地。


串に刺したお団子が1つだけ離れているのは、池にうかぶ泡を表現しているのだそうです。


お参りを終え、出町柳あたりを散策。


関東から来た私にとっては、まず「出町柳」という街の名前が蠱惑的なのです。

もとは鴨川の西側が「出町」、東側が「柳ノ辻」と呼ばれていたそうだけれど。

京都の北の玄関口が、今は京阪電車の始発駅になって、ノスタルジックな商店街がたくさんの人を惹きつけていることにロマンを感じます。

そもそも出町柳に憧れるようになったきっかけは、20年くらい前に流行った「出町柳から」という曲でした。

思いついて調べたら、京阪電鉄のイメージソングだったんだ!

ひとつのフレーズが誰かの記憶に20年も残って、京阪電車で街を訪ねる理由になる…って、イメージソングとして秀逸すぎる。

京阪電車は座席がふかふかで、特急は2階建ての車両もあったりして、旅の感じを味わえるところが好きです。

車内アナウンスで「右側の扉が開きます」ではなく「右側の扉を開けます」というのもきっぱりした意志を感じるし、中吊り広告が少なくてスッキリしているのもかっこいい。

散歩の締めくくりは、ずっと行きたかった出町商店街の和菓子屋さん「出町ふたば」。


平日も、常に長い行列ができています。

今日は私も覚悟を決めて、分厚いコートにもこもこの手袋、待ち時間に読む本を携えてきました。

待つこと1時間、ついに名物の「名代 豆餅」を手に入れました!


モチモチの生地に、なめらかなこし餡、塩気のある赤えんどう豆がたまりません。

また並んでも食べたい美味しさ。

栗餅と、ゆずを練り込んだ冬至もち、鳴門金時の餡が入った福豆大福もお土産にして冷凍したので、冬の楽しみに、家族でゆっくりいただきます。


読んでいただきありがとうございます! ほっとひと息つけるお茶のような文章を目指しています。 よかったら、またお越しくださいね。