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若者に「若者政策って何ですか?」と聞かれて言葉に詰まった若者の話 ~私と「若者」と政治~
私と「若者」と政治
日本は若い人ほど投票率が低い。地方議会は住民に身近なはずなのに関心が低い。以下、前回の流山市議会議員選挙の年代別投票率をグラフ化してみましたが同様の傾向。政治は、まちの未来の決める仕事なのに、若者の関心が低いのは由々しき問題であるし、とても悔しく悲しいことです。そのことに問題意識を感じ、政治活動を始めた26歳の若者が近藤を訪ねてきて下さりました。
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愛知県大府市在住(26歳)いいお祐介氏
流山市議会が頑張っていると見える実態、(近藤の)議会の質の向上に努めようとする原動力やモチベーションがどこあるのか聞かせてほしいとのこと。届く人には届く。一生懸命、思いを発信していたので嬉しい。
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近藤さんのnote「こちら」は以前に読ませていただき、二元代表制への解像度の高さに自分の歩む先が晴れ上がるような気持ちでした。マニフェスト大賞の選抜「こちら」の取り組みも拝読させていただいています。
これまで流山市政への関心は強く持ってきたところですが、同時に流山市議会も議論やコミュニケーションの質の向上につとめられ、その仕事ぶりが内向きで終わることなく外へも開かれているような印象を受けています。
(中略)市長さんが急速な変化を牽引するような行政運営行っている自治体においては、議会の存在感が埋没しがちで、議会に陰鬱とした、それこそ足の引っ張り合いのような雰囲気がただよいがちな印象を持っています。
そんな中で、流山市は、市長さんの取り組みに負けじと(?)情報公開や開かれた議会への深化という点で議会も頑張っているなという印象を持っているのですが、その実情と、議会として質の向上につとめようとする原動力やモチベーションがどういったところにあるのか、気になっています。
(以下詳細略)
議会の質を上げようとするモチベーションは?
私のモチベーションはシンプルで「政治家を子どもの憧れの職業にしたい」です。スポーツもそうですが健全な切磋琢磨に人は感動するし、かっこいいと思いませんか?
住民に寄り添い、きめ細やかな声も拾うから、大きな政策にしていく苦労は並大抵ではありませんが、出来たらカッコいい。泥臭くてカッコいい。そんな姿を見せたく、まちのタウンマネージャーとして、如何にいかに良質なパフォーマンスが出せるかを考え活動しています。
とはいえ、いいお氏は社会調査士の資格をお持ちで、頭脳明晰で、地元愛もあり、寛容性もある、私からみたら怪物のような若者でした。
つまり、何も心配することはない(笑)。若い時こそ自分の信念を信じて思い切り活動したら良いと思う。困った時にサポートしてくれたり、道標にもなる先輩がいるとそれはもっといいですけどね!
26歳で立候補された野田ひろき議員をつなぎました
歳の近い先輩がいるとよいと思い、26歳の時立候補された野田議員をご紹介しました。政治は主義主張を明確にし、それを訴えていく活動で、若いエネルギーも重要ですが、様々な考えの方とネットワークしながら利害調整をしていく経験も重要であること、処世術などをアドバイスされていました。
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若者に「若者政策って何ですか?」と聞かれ言葉に詰まりました・・
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自分は、若者と意見交換する機会も沢山あります。大府市にも若者の意見を聞く機会を設けるなどしているが、それでも、とある若者から「そもそも、若者政策って何なんですかね?」と質問を受けて答えに詰まりました。
そこで、ちょうど、次女とお友達が来たので意見を聞いてみることに。皆さんは、この会話から何を感じますか?
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近藤:最近どう?元気?
次女:授業でね、やること終わったら自由にして良いっていうから、前髪整えてたら、先生に「何やってんの!?」って怒られたの。それってどうなの?
近藤:まぁ、学校では美容を意識した行動をとると、注意入るよねー
次女:「自由にしていい」というから自由にしたのに、なんで怒られるのか分からない。
近藤:あー、自由の定義が違うんだねー(先生の「自由」:学習活動の中での自由 v.s. 次女の「自由」:何でもあり)
Aさん(次女の友人):ちゃんと説明してくれたらいいのにね。
近藤:Aさんは何かないの?
Aさん:あー、前住んでた自治体の学校では文化祭があったんですよね、、、おおたかの森中学校は人数多いからそういうのが無理なのかな。。持久走大会とか、決められたイベントはあるけど、生徒が自由な発想で作るようなイベントは少ない印象。
近藤:あー、いいね、それ。学校でやるのは無理そう?
Aさん:学校の人数多すぎだし、どうやっていいか分からないし、、
近藤:そうか。。XX(場所の名前)で自分でやってみたら?できそうだったら先生に来て見てもらって、プレゼンすれば?手伝うよ!
Aさん:え!?
今の若者政策は「それじゃない」感が半端ない?
「若者政策って何ですかね?と疑問を持つのは、「自分が求めたものじゃない」もしくは「自分が意見をいったものではない」からだと私は思います。しかし経験上、子どもがアイディアを出したものはムリゲーなものも多いため、学校の先生や、大人が最初からレールを引きたがります。そしてそれは相手を思って先回りしたことで優しさだと思っていることもあります。
しかし「それじゃない」感が生まれてしまうこともある。
よって、いきなりイベント的な話が大きくなりそうな所で意見を聞くのではなく、日常の対話の中で、子どもたちがやりたい、ささやかなことを見出しながら、活動を作っていくとよいと思います。たとえ小さいことでも、実際に行動してみると、いろいろな壁にぶち当たります。その中で、子どもたちが試行錯誤したり、利害調整が生まれます。それが政治であり、参画です。
現代において、その機会が少なすぎる学校や地域では、政治的な感覚は育たないし、政治家に接する機会も少ないので、若者政策が何なのかの実感も持てないのです。つまり、実践からくる体感や意見をもたないまま選挙権を持ち、投票しろだけいわれてもそりゃしない。政治に関心を持つなんて程遠いのです。
いいお氏の感想
以下、子ども達との意見交換について、いいお氏の感想を共有します。彼は私の言わんとすることをしっかり受け取ってくれたようです。素晴らしい。有望です。政治活動、頑張ってほしいです。
若者政策については一歩引きながら当事者たちのファシリテーションに徹する、という、政治家がもっとも苦手としながら政治家がもっともそうあるべき姿で臨まなければいけないんだと改めて思いました。そういう意味では、大人が必死になって予算をとってくる姿が求められているのではなく、お膳立てではなく同じ目線でアイデアを引き出していくようなスキルが求められているのですね。そういえば、山崎亮さんのお話を通じて、政治家こそコミュニティデザイナーの役割が求められているのだろうなあ、と思っていましたが、若者政策こそその視点が大事、という理解ですね。
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私は議員=タウンマネージャーでありたいという目標をもって以下のポリシーで活動していますが、日々様々な葛藤もあります。 <ポリシー> ①自…
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