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おおたかの森の南口公園の芝生養生の経過について

おおたかの森の南口公園の芝生について、頻繁に問い合わせがあるので、こちらで報告いたします。


芝生を剥いだ理由

福島県第一原発事故による放射線物質の除去のためです。最初の除染は2012年に実施されています。
福島県第一原発事故は、私が議員になるきかっけになった事故です。

エンジニアであった私は、線量を継続し分析していたところ、セシウムは水溶性なので、高さのレベルが高い公園の中心部より、周縁部の方が線量が高く危険性が高いことが分かっていました。しかし、公園が高線量で危険だということで、子どもたちは公園の中に入らず公園の周縁で遊んでおりました。私はいてもたってもいられず、声を上げた結果、流山市が早急にj除染対応してくださりました。この時、私はエンジニアでよかったと思います。

この時の除染は、芝と共に表土をすき取る方法でした。芝の根は地中に残るため、やがて芝が再生するのをねらったものでした。

芝の対策がはじまるまで数年かかっている・・

風が強い時は土埃りが舞いますし、近隣にお住いの家には土が入ることから苦情も出ていました。また、流山おおたかの森駅を降りた時の最初のランドスケープを位置付ける芝です。
子どもたちが安心して遊べる環境を実現するため、芝を剥いでいただきましたから、芝が再生するまでの期間については、周辺住民にもはご説明し、我慢していただいておりました。

そろそろ対応してくれないか・・

しかし、芝の再生が思うように進まず、また風が強い日は、土ぼこりも頻繁に発生し、通行人の苦情も増えてきました。土が風で飛んでしまうことにより、整地の状態を保つことが難しくなることから、バランスをとる必要があると考え、「そろそろ別の対応をご検討いただいても良いですか」とお願いしてみることにしました。
しかし、以前より格段に公園の使用率が高く、踏みつけも多いことから、当初想定よりも芝が根付かないことが予想されました。

令和4年からクラピア試行へ

そこで、私は市民の助言も受けてクラピアを提案したところ、繁殖力が強すぎて道路面まで伸びすぎると道路を傷つける懸念があることから、まずは踏みつけに強いティフトン芝を平成30年から(2018年~)から段階的に植えていただくことになりました。
ティフトン芝は、根付いたものの、公園利用率の高さから、芝が痛んでしまうことがあり、そこが課題となっています。

そこで令和4年~5年(2022年~)エリアを限定し、クラピアをテスト的に植えていただくことになりました。このことを踏まえ、今後の令和6年度以降の対応を考えていくとのことでした。

本日(2024.4.10の生育状況はこちらです)

令和4年(2022)クラピア

令和4年(2022)クラピア

令和5年(2023)クラピア

令和5年(2023)クラピア

ティフトン芝の様子

たまに、芝生にお金を使うくらいだったら教育に(福祉に)のようなご意見をいただくのですが、都市整備と教育の恩恵をうける市民が異なるので、なじみません。
まずは単独事業で費用対効果をしっかり検証し正していくこと、目標に対して効果がいまいちであれば、切るという判断が必要なのだと思います。

(余談)公園の看板を見て思う。

南口公園でも看板が多くたってきました。公園の禁止看板ついては行き過ぎると、例えばこのような問題に発展します「こちら」。
多様な住民が公園を利用する利害衝突の表れともいえます。「言えばわかる、お互いの顔が見える」コミュニティがあれば、乗り越えられなくもないなと思うので、看板を見るたびに悶々としております。

近藤みほからのお願い

近藤みほが考える「政治活動」とは、私が掲げる「ありたい姿」の方針や基本姿勢や賛同いただける方を募り、一緒に「理想のまちづくり」を実現するための推進力を作っていくことです。
地盤・看板・鞄のない私が、活動を継続するためには皆様のお力が必要です。少しでもお力を貸しいただけるとありがたいです。
note購入についても大歓迎です(全部公開にしているので募金のような形になりますが・・)。



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