宿題が終わっていないうちの子どもたち

「宿題終わってないや!」と娘たちが友達とわちゃわちゃ話しているので、どうやらうちの子たちは冬休み中の宿題が終わっていない様子。え、二人とも?中学2年生も小学4年生も二人とも??マジすか。よくぞここまで放っておいたね。よくぞ遊びほうけた。いいぞ、いいぞ。

静観する育児を心がけてからだいぶ年月が経つので、こんな状況でもガミガミいわないことに慣れてきました。慣れるんですね、こういうの。慣れてくるとイライラしたりガミガミ言ったりはしない代わりに、「観察スイッチ」が入るようになってきます。ということで観察スイッチオン、カチャ。

さて、我が子等はこの状況をどう切り抜けるつもりなのでしょう。そこが私の観察ポイント。面白いです、個性(キャラクター)の違いと年齢による違いがごちゃ混ぜになって出てくるので、本当に面白い。

【長女(中学2年生)のケース】

「あーー、国語の読書も終わってないし、家庭科のレポートも終わってない。あーーー、やだな、やだな、やりたくない、面白くないんだもん。」

「いいじゃん、やりたくないならやらなくて。そのままやらないでいたらどうなるか実験してみたら?」(中学入学以来、これ言うのたぶん100回目以上)

長女

「いやだ、どうなるかはわかってるから。」(長女が通う中学は、とても自由な学校ですが、教科の課題にたいしては厳しくて、未提出の課題は先生がどこまでも追っかけてくるようです。うやむやは許されない。(親としてはありがたい。学校がこういうスタンスでいてくれるから、私の静観育児も成り立つのかも。)

「じゃ、やれば?」

長女

「いやだ。」

「じゃ、いいじゃない、やらないで。」

はい、堂々巡り。結論は出ないし、時間ばかりが過ぎて宿題は終わらない。でもたぶんこの不毛な会話を彼女は欲しているので、これでいいんです。うだうだ言いながらそのうち静かに机に向かいます。(宿題やっているとは限らないけど。)

うだうだ言うくらいなら、さっさとやっちゃえばいいのにって思うけれど、私が中学生のころも同じようにうだうだ言っていたと思うので、彼女もあとん十年したら「めんどくさいことはさっさと片付けよう」って思うはずだわ。

【次女(小学4年生)のケース】

この人は「宿題が終わっていない、ピンチだ!」ということは自分の口からは言いません(笑)。性格なのか、気がついていないのか、とことん現実逃避しているのかはわかりません。宿題は終わっていないはずなのに(だって友達とそういう話をしていたから)、朝からゲームしているので「ゲームやっていて大丈夫なの?」とさりげなくいろんな意味に取れるように聞いたら(この聞き方、ポイント!)、「ダメ。ゲームやってる場合じゃないの。」と言いながらゲームしてる。あ、ダメなのはわかってるのか。「あ、そうなんだ。」とだけ言っておく。

そうしたら15分後くらいにぱたっとゲームをやめて、ごそごそ宿題をやり始める。でもそんなに長くは続かない。しばらく宿題やって、またゲーム始めて、また宿題やって…。心の葛藤のまま行動します。ここがうちの次女が「自由人」といわれるゆえん。そのペースではきっと宿題は期限内には終わらないと思うけど、それも私は彼女よりも長く生きてきて、いろんな失敗をしてきたから知ってること。彼女は今それをきっと学習中。それに彼女は「ここは頑張る」というポイントを自分で見つけては、がががーーーーっと集中する人なので、もうそれで充分。冬休みの宿題は集中するところじゃないんだわ、あの人にとって。

ということで、我が家の子どもたちは宿題は終わっていないまま新学期突入。観察スイッチはオンのままです。面白い幕開け!


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