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仕事の任せ方について考える機会がありました。



「任せる」について辞書をひいてみると
「仕事などを他にゆだね、その自由にさせる。」
と出てきます。

「ゆだねる」の意味を調べると
「処置などを人にまかせる、また、すべてをまかせる。」となり

「任せる」と「ゆだねる」でループします、笑。



意味のポイントは
「人に渡すこと」

そして
「自由にさせること」



辞書の意味と異なるのは、組織の中での使われ方。

「部下に仕事を任せる」と言いながら

最終アウトプットの責任が
マネージャーにあることが多い。


最終的に責任が自分に振ってくると思うと
「部下に渡し自由にさせる」ことは
なかなかリスキーな行動になり、あーだこーだと口出ししたくなる。


口出しされた部下は「任せる」と言われながら
管理されている印象を抱いてもおかしくありません。


私もあるあるです。自戒こもってます。



「あ、私余計な口出ししているな」

そう思ったときに私が気をつけていることを、3つご紹介させてください。



1つ目は
何を任せているのか、目的を明確にすること。

経営層から承認を得ること
お客様の理解を得ること

はたまた

資料を作ること
グラフを作ること

致命的なミスはNGですが

目的が明確で、目的達成に向かっているのであれば
手段は色々あるかもしれません。


ゴールに向かう道は一つではない。


真面目に仕事をすればするほど
「自分だったらこうする」という
プロセスや方法から離れられなくなりますが

「こういう方法もありかも?」
と一歩だけひいてみて、
もし「あり」だったら「自由にさせて」みる。


意外に自分の方法でなくても目的を達成できます。




2つ目は

任せた結果起こりうるリスクに
自分のエゴが入っていないか注意することです。


「良いマネジャーでいたい」という良心が
「部下に失敗させたら自分がダメな上司になる」
と、いつの間にかに自分事にすり替わっていないか。


責任感の強い人ほど陥りがちなトラップです。

もちろんリスクの大きさや許容レベルにもよりますが

部下の失敗を受け入れてそれも含めて成果を出せばいい。


良いマネジャーは
部下に失敗させないマネジャーではなく
経験を通じて成長させるマネジャー。

定義を変えれば余裕が生まれると思いませんか?




3つ目に気をつけていること

それは、
相手を徹底的に信頼できているか?

結果にではなく、最善を尽くすというプロセスに対して。

相手が最善を尽くした結果の失敗であれば
全力でカバーすると心の準備ができているか。


部下を信頼できていなければ
仕事を任せる、任せない、以前の話です。


「信頼」を辞書で引くと
「信じてまかせる」と出ます。

任せる前に
相手を信じる。



以上、私から3つ共有しました。
みなさんも気をつけていることありますか?



仕事の任せ方にたったひとつの正解はない。

仕事にもよるし、部下にもよるし、状況にもよる。



私は
「任せると言ったら信じ切る」
そんな潔いかっこいい上司になりたいな
と思い、日々鍛錬です。



口出したい欲求もありましたが、
部下が優秀だとそんな欲求すらなくなり
信じて頼ることができている今日に感謝。

私と働いてくれるチームに感謝して
今日のメールを終わります。


読んでくださってありがとうございました。

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