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さすがにそれは……(シューズ)
オフィスカジュアルではないね、完全に。
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イギリスのダンスシューズメーカーCROWNとB:MING by BEAMSのコラボ商品。シボ加工の牛革で、足の動きにフィットする柔らかい生地。光沢のあるサテンリボンでキュッとしめると足の甲が上品に覗く。気分で変えられるようシンプルなコットンリボンも付属されている。
サテンリボンの方は横幅が広いため、コットンリボンに比べてよりガーリーな印象を与えるが、私はもちろん(?)こちらで出社。もうオフィスカジュアルの範囲におさまるかどうかを心配することなく、こういった多少デコラティブなものも平気で身につけて出社するようになった。誰にも何も言われなかった。いや、そもそもファッションに興味ない人たちはわざわざ他人の靴を注視しないのかもしれない。それとも、しっかりバレてるけどちゃんと働いてるし良いかと容認されているだけだろうか?どちらにせよ、無事「弊社的にオッケー」のラインをくぐり抜けた。
これを購入したとき、店員さんに「普段は今日みたいなトラッドスタイルが多いんですか?」と尋ねられた。ダークブラウンのジャケット、テラコッタのハイネック、ブラックのテーパードパンツ、それにブラックのタッセルローファーという組み合わせだった。最近の通勤服はこんな感じであることがとても多いのだが、この店員さんのおかげではじめて「私はオフィスカジュアルではなくトラッドスタイルで通勤していたのか」と気がついた。
トラッドスタイルの意味や定義
伝統的や保守的を意味するトラディショナルという英語から、流行に左右されないファッションを指す「トラディショナル・クロージング」という言葉が生まれ、そこから派生したといわれています。
英国紳士のようなファッションを原点とした、上品でいつの時代でも着こなせるコーディネートのことです。
クラシカルで品のいいトラッドスタイルは、男女共に常に一定の人気があるファッションといえます。
私服では常に「シック」「ゴージャス」「クラシカル」を取り入れるよう心がけているのだけど、トラッドスタイルには「シック」と「クラシカル」の要素が含まれている。つまり私は、私服の「ゴージャス」要素をおさえ、トラッドスタイルへ転調させてから通勤している、というわけだ。このファッション用語自体は昔から知っているのに、いまようやく、自分をあらわす単語のひとつとして馴染んでいる。
商業施設に入っているようなチェーンのアパレル店員を知識面からあまり信用していなかったのだけど、さすがはBEAMS、真のファッション好きさんだった……。(この店員さんはスニーカーが好きらしく、その時点でこの人は只者ではないと察した。スニーカーは本当に“底なし沼”らしいので……)
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なお、今週の爪の色は深緑。暗いところでみると黒に近いほど深い色。母親には「魔女が住む洋館の近くにある淀んだ沼みたいな色だね」と評された。きっとこれもオフィスカジュアルではないのかもしれないけど、トラッドスタイルとすれば、これほどしっくりくる色もなかなか無い。
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