見出し画像

注釈付きの動物好き

私は動物が好きだ。
といっても「動物柄」のことである。
いつからか動物柄のファッションアイテムにすごく胸がときめくようになった。

レオパード着用者の代表(というかテンプレ)といえば大阪の𝐌𝐢𝐝𝐝𝐥𝐞 𝐀𝐠𝐞 𝐖𝐨𝐦𝐞𝐧で、その奇抜さが大衆から揶揄されてるように感じ、子どもの頃はなんとなく動物柄一式を避けていた気がする。単純に、それよりもっとハートとか花柄の方が好きだったのかもしれないが。

いまでは動物柄のアイテムがだいぶ集まってきたので、ひとつずつ辿ってみようと思う。

●2019年 目覚め

●強いだけではない!レオパードブラウス

ブラウス

はじめて買った動物柄はヴィンテージショップ・Hypnotiqueで購入したレオパードのブラウス。
同ショップのインスタアカウントで憧れの人(この人は私のいまのファッションを形成した最も重要な存在)が着ているのを見て、購入に至った。

間違いなく力強いのだけど、柔らかい印象があるのはブラウンでまとめられているからだろう。動物柄への固定観念を打ち砕くようなルックだ。このブラウスも、生地色が白ではなくクリーム色で、斑点の中の色も黄土色だ。全体的に淡い印象がある珍しいレオパード。

●ゴージャスの象徴的レオパードカップ

カップ

これは上述の憧れの人によるハンドメイド作品。内側にレオパードがあり、こちらも斑点の中がクリーム色でエレガンスが宿るデザイン。金のフチ、中央にはライオン。獰猛な動物を一度に2種も揃える大胆さ。ゴージャス度は最大値。

●『クルエラ』以降

私がどれほど『クルエラ』(2021)に影響を受けたかは別の記事でも書いているのだけど、確実に『クルエラ』はファッションへの情熱を加速させた。あの圧倒されるパンク精神や突き抜けたセンスに憧れて、動物柄への欲求がむくむくと育ってしまった。それより前から確実に動物柄への興味はあったのだけど、『クルエラ』以降おかしくなってしまったようだ。

●持続可能な社会で楽しむダルメシアン

エコバッグ

ダルメシアンはレオパードと違い、斑点の中が黒一色。そのため、よりドット柄に近い。ダルメシアンはレオパードほど市場に溢れていないけど、動物柄ビギナーにはまずオススメしたい。

●カジュアルに纏うレオパード

トートバッグ

私が珍しく(というかはじめて)LOWRYS FARMで購入したもの。トレンド系のショップは立ち寄ることすら滅多にないのだけど、ソラマチに用があったとき、一緒に吸い込まれてしまった。キャンバス素材なのでガシガシ使えるし、ペットボトルも入るし、とにかく使い勝手が良い。こちらも本体色はアイボリーで柔らかめの印象。斑点の中は色なしなので、牛柄に見えないこともないが、それがまた良い。


●このダルメシアンをどこへでも連れて行く

ノンホールピアス

動物欲が止まらないので、人々が驚かない程度に動物を取り入れていきたい!ということで、1cmもしないくらいの小さいノンホールピアスを購入。これを会社に着けていっている。遠くからだと気づかれないが、実はクルエラだってことを、このイヤリングで主張している。ハラコ風の生地で触り心地が良い。ちなみに仕事関係の人は、私がクルエラだってこと、まだ気がついていない。

●ここまできちゃったか。

トートバッグ

これまで散々柔らかさのある動物柄を選んできたのに飽き足らず、とうとう強さ100%のレオパードを迎え入れてしまった。見るからにヒョウ。ハラコ生地による独特の艶はぬくもりを感じられるよう…。トップにはブラックのレザー製リボンがあってさらに悪い(可愛い)。これ、絶対にクルエラが愛用している。


以上が私の動物柄収集の経緯。
最近の私のファッションは、常にどこかに動物柄がある。
権力や富の象徴となりがちな動物柄だけど、私はそれらをアピールするために纏っているのではない。

反骨精神に近いかもしれない。
トレンドに抗い、好きな格好をして、自己表現していくという意思表示。
これは私なりのパンクなのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?