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やらないことよりやることを考える

他人から「どう見られたくないか」が先行してしまうと行動範囲が狭まる。

「自分はこういう人間だ」を主張することが苦手だ。自分を作り上げるのは他人だと思っていて、どんな人間かを判断するのもすべて周りの人が握っていると考えている。けれど、その中でも「こんなふうに見られたくない」と思うことは日々ぽこぽこと誕生して、そうみられないように行動するようになる。

けれど、「こんなふうに見られたくない」発進にすると、"やってはいけない"行動が増えて、だんだん身動きが取れなくなってくるような感覚になった。

「こんなことも知らないの?」と言われたくないから、聞かない。「ちょっと違うんじゃない?」と言われたくないから、本音は話さない。「一緒に仕事してがっかりだったな」と言われたくないから、知り合いとは仕事しないーー。「やらない」行動ばかりが増えてしまうと、自分の存在がうやむやになって、消えて行ってしまうような気がした。

もっと「思われたいこと」発進で行動したら、きっとできることは変わってくるような気がする。「勉強熱心だね」と言われたいから、質問は積極的にする。「ユニークな考え方だね」と言われたいから、考えたことをプロセスを追って説明する。「すごく仕事がしやすかった」と言われたいから、密なコミュニケーションは欠かさない。

「自分はこういう人間になりたい」は、そのために何をするかを探し、実践して近づいていく力を持っている。「どんな人間になりたくないか」を考えても、回避はできるけれど、ありたい姿に向かうまでの道がみつからない。

他の人に合わせてしまいがちな人は、やらないことよりやることを。自分の向かう先を明確にしといたほうがいいのだろう。そんなふうに反省した金曜夜。


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